アメリカ(シアトル)とカナダ(ビクトリア)の旅

(H20.5.26.〜6.6)

セーフコフィールド球場 ビクトリアのブッチャードガーデン

シアトル
はあの有名なマイクロソフト社のビルゲイツや航空産業の創始者ボーイングを輩出した町、今でもソフトウェアー産業の拠点として知られまた北部エベレットにはボーイング747などの航空機を組み立てる巨大な工場がある。周囲を湖や山で囲まれた美しい町で、特に空港で日本語の案内が流れるのは嬉しい。

アメリカの
メジャーリーグベースボールで活躍する日本人選手達、その中でもシアトルマリナーズでチームを引っ張る我が佐世保出身の城島選手そして全米で人気抜群のイチロー選手を応援するためシアトルへ行ってきました。

球場では現地フアンの人達や日本から応援に来られている熱心なフアンの方々と一緒に生の野球を楽しみました。

この時期シアトルは雨がぱらつく生憎の天気で寒く、まだまだナイターはジャンパーが必要でした。今シーズンのマリナーズは負けが多いのですが、選手とフアンが一体となって創り上げるドラマの迫力にしばしそれを忘れ楽しむことができました。

試合がお休みの日にはカナダの
ビクトリアまで日帰りで行き、美しい英国調の建造物や町並みそして最大の見所ブッチャート・ガーデンを見てきました。

宿舎のユースは満員でアメリカや日本を始め色んな国の人達が宿泊し賑わっていました。

・5月26日(月) 福岡から成田経由でシアトルへ

高速バスで福岡空港へ、国際線から国内線ターミナルへ移動中にお会いした北海道の方はお嬢さんがコロラド州デンバー郊外にあるボルダー(マラソンのQちゃんが高地トレーニングをするところ)にお住まいとのこと、今回シアトル往復で隣の席はどちらもデンバーにお住まいの方でした。昨年旅行したばかりで不思議な縁でした。

12:00発全日空で成田へ。そして16:55発ユナイテッド航空UA876便でシアトルへ。約8時間30分の空の旅だ。隣の席はデンバーにあるコロラド大学の学生さん。離陸後しばらくして夕食が出る。特に大きな揺れも無く現地時間26日の9:34無事にシアトルタコマ空港に到着する。日本との時差は16時間の遅れ。

入国は指紋と写真撮影で時間がかかり、おまけに担当者が少なく不運にも1時間も待たされてしまう。この時お会いした福島県会津若松市のOさんとはカナダのビクトリアへもご一緒することになる。

これでシアトルは3回目、バスでダウンタウンへ。今回の宿グリーントートスホステルへチェックインする。ここは人気スポットのパイク・プレース・マーケットの目の前にありとても便利な場所にある。受付のフロアーにはキッチンや無料のインターネット設備などがある。部屋は相部屋だがバスルームも数が多くとてもきれいだ。

29日にビクトリアへ行くため高速船ビクトリア・クリッパーのチケットを買いにピア69へ。往復チケットを137$で購入する。

今日からマリナーズは
松坂・岡嶋投手が所属するボストン・レッドソックスとの3連戦。夕方7時の試合開始2時間前に開門されるため無料エリアまでバスで、後は徒歩で一年ぶりのセーフコフィールドへ。ゲートでもボストンの帽子やユニホームを着た人が目立つ。

入場して真っ直ぐに一塁側ベンチ上に。すでに
城島・イチロー選手のバッチング練習は終わっており姿は見えない。もう30分早く入れてくれればいいのに。結局遠征先でしか見ることが出来ない。

ボストンの練習が始まり球場内を見て歩く。この球場の最大の魅力は試合中でも球場内を自由に動き回れることだ。外野のチケットを持っていてもバックネット裏の立ち席で見ることが出来る。日本の球場では考えられないことだ。

試合開始直前にブルペンへ。先発投手がキャッチャーとここで最後の調整をする。1月の佐世保での自主トレ以来の元気な城島選手の顔を見る。でも投手陣が不調なので内心大変なんだろうなあ!

セーフコフィールドのレフト側ゲート 試合開始前ブルペンでの城島選手

連敗中のマリナーズですがここ3年シアトルではボストンに勝ち越しているのだ。この試合エースのフェルナンデスが好投したが5−3で惜敗、でも最近まれな緊迫した良い試合でした。

城島・イチロー選手も2安打と活躍し、特にイチロー選手のセンターフェンスにぶつかりながら好捕した守備は見事でした。

プレイボールキャッチャーは城島選手 ピッチャーは岡嶋選手

帰りはダウンタウン行きのシャトルバスで。部屋は香港で金融関係の仕事をされている東京のOさんやノルウェーから友人の結婚式に来たと言う青年と一緒でした。

・6月27日(火) 市内散策と球場見学ツアー

朝食はサンドイッチと目玉焼き、りんごやバナナなどの果物そして飲み物は持参の味噌スープ。旅の知恵でお昼の弁当も準備する。

バスでシアトルセンターにある
スペースニードルへ。ここは1962年に世界博覧会が開催された跡地でそのシンボルとして高さ184mの塔が建っている。150mの高さにあるUFOの形をした展望所からはシアトルのダウンタウン、港など360度の景色を見ることが出来る。

スペースニードル シアトルのダウンタウンをバックに


12:30から行われる球場内見学
フィールドツアーに参加するためセーフコフィールドへ。球場外側の壁面にある城島選手の写真を撮っていたら日系人らしい親子に「写真を撮ってあげましょう」と声をかけられる。

一緒にツアーに参加したが、実はロス在住のこの方あの有名な元南海ホークス(ソフトバンクの前身)監督の鶴岡(山本)一人さんの息子さんと義理の兄弟になるらしい。その息子さんは現在マリナーズのスカウトをされており、日本で将来性のある若手を探しているとのこと。

選手達がまだいないフィールドへ。芝生がとてもきれいだ。ベンチは意外と殺風景、選手の気分で写真撮影。

芝生がとてもきれいだ 城島・イチロー選手が座るベンチで

放送室やオーナーの部屋などを見学、廊下でボストンの選手達とばったり出会う。7時開始なのに随分早く球場へ来るものだ。さすがプロ。

マリナーズショップで孫へのお土産として城島・イチロー選手のTシャツを購入し一旦宿へ戻る。

パイク・プレース・マーケットは今日も多くの地元の人や観光客で賑わっている。特にサーモンやかになどを売るシーフード店では商談がまとまるとサーモンなどをカウンターへ放り投げるパフォーマンスを見せてくれるので人気がある。球場用にチキンフライを購入。

今から投げるぞー 果物店など多くの店が出ている

インターナショナルエリアにある日本の食材などをそろえたスーパー宇和島屋へ。魚の種類は少し違うがほぼ日本のスーパーと同じ。朝食時にお話した埼玉のKさんから聞いていた侍ヌードルでとんこつラーメンを食べて球場へ。

今日のボストンの先発は8連勝中の松坂で城島、イチローとの日本人対決が注目される。いきなりイチローに二塁打を打たれ失点し5回初めに原因不明で急きょ降板する。後で分ったことだが肩に違和感があったようでこの後故障者リストに入りしばらく休むことになる。

試合は4−3でマリナーズのサヨナラ勝ち。フアンもめったにない勝利にしばし酔っていました。

イチロー選手 強烈なベルトレのフアン