アメリカ(シアトル・サンフランシスコ)MLB観戦の旅

(H21.5.15.〜29)

マリナーズの本拠地セーフコフィールド サンフランシスコ・ゴールデンゲートブリッジ

新型インフルエンザ
の報道が猛威を振るう中、肩身の狭い思いをしながら?大リーグマリナーズ城島・イチロー選手の応援に行ってきました。

飛行機の中ではマスクをした人を見かけましたが。一旦アメリカに入ってからはまったく警戒している様子は見受けられませんでした。

4回目のシアトルでしたが今回は昨年球場で知り合った
ボブBobさんご夫妻を訪ね、シアトルを案内して頂くなど一方ならぬお世話になりました。

マリナーズの
サンフランシスコへの移動にあわせオークランド・アスレチックスとの試合も応援して来ましたが、ここで佐世保出身の城島選手が骨折負傷退場すると言う残念な出来事もありました。

・5月15日(金) 福岡から成田経由でシアトルへ

新型インフルエンザの患者が国内でも発生するなど大騒ぎしている最中福岡空港から成田へ。ユナイテッド航空876便16:50発でシアトルに向かって出発、同日9:30(時差16時間の遅れ)タコマ空港へ無事に到着する。

ユナイテッド航空876便

入国管理官が大輔(ボストン・レッドソックスの松坂)の応援か?と聞くのでマリナーズだ!と言うとグッドアンサーと喜んでいた。バスでダウンタウンにある今日からの宿ユースのグリーン・トートス・ホステルへ。2段ベッドの8人部屋で朝食と週3回のディナーがついて1泊30$やはり若者が多い。

シアトル在住のご夫妻ボブBobさんとキコKikoさんへ到着したむね電話する。歩いてマリナーズの本拠地の球場
セーフコフィールドへ。Will Callの窓口でインターネットで予約していたチケットを受け取る。10試合を観戦する予定だ。

今日から松坂投手など日本人選手がいるボストンレッドソックスとの3連戦だ。2時間前の17:10に開門されるがマリナーズのバッティング練習はほぼ終り、ボストンの練習が始まろうとしている。
斉藤・岡嶋投手の顔が見える、残念ながら松坂投手は故障者リストに入っておりマイナーで登板するため来ていなかった。

球場の入口にイチローの写真 ボストンの斉藤投手

試合はボストンに4点リードされた5回イチロー選手の弾丸ライナーがライトスタンドへ。続く6回にも城島選手を1塁においてまたもやライナーがライトスタンドへ飛び込み逆転。イチロー選手の大活躍でマリナーズが5−4の逆転勝ち、最近負けが混んでいた中、久しぶりの勝利にお客さんもまるで優勝したような喜びようでした。Me too!

ブルペンで試合前の国歌斉唱をする城島選手 ライトの守備につくイチロー選手

シアトルは北海道よりも北の位置にありこの時期のナイトゲームはまだとても寒い。またボストン戦はいつも満員でボストンフアンの方が多いのではと思うほどだ。

まだナイターは寒い! ボストン戦は満員です

ユースに帰るとBobさんから明日シアトルを案内すると伝言が入っていた。

・5月16日(土)

7:30ユースでの朝食はパンと果物、自分で作る目玉焼きそして持参の味噌スープ。例によってお昼のサンドイッチも作っておく。

迎えの時間まで向かいにある
パイク・プレイス・マーケットへ。100年の歴史を持つシアトル観光の人気スポットだ。戦前には日系人が多く店を出していたが戦争で強制収容され姿を消した。入口には当時の様子を描いた切絵が展示されている。

パイク・プレイス・マーケット 日系人農業従事者の生活を描いた切絵

マーケットにはカニやサーモンなどの新鮮な魚介類や野菜、果物、地域の特産品などが売られている。
写真の魚屋さんでは商談がまとまるとお店の人がサーモンをカウンターへ放り投げるパフォーマンスを見せてくれるのでとても人気がある。

魚屋さん 野菜屋さん

今日は土曜日なのでマーケット前の広場にもチーズなどの露店が出ている。公園で昨日同じ時刻にチェックインした東京在住の日本人夫婦の方と一緒になる。9ヶ月かけて世界旅行をされているそうだ。

昨日のナイターはイチローの活躍で最高に盛り上がったと話すと残念がっておられた。ボストン戦は人気があるので入れないだろうと思っておられたそうだ。港にはアラスカへ行くクルーズ船が停泊している。

自家製のチーズの店 アラスカへのクルーズ船

11:00Bobさんが1人で迎えに来てくれる。Bobさんが軍に勤務されていたとき奥さんのKikoさんと沖縄で知り合われたそうだ。その後東京の相模原やドイツ、イギリスにも勤務され、ペンタゴンから異動してすぐ9.11のテロがあり危なかったと言われていた。今は退職されているがとても優しい人だ。もちろん夫婦とも熱心なマリナーズフアンである。

最初に
チッテンデン水門へ。ワシントン湖とピュージェット湾を結ぶ運河に造られた水位調整門で小さなパナマ運河のようなものだ。土曜日なので豪華なクルーザーでレジャーに行く人もいる。またサケやニジマスが上流へ上れるように水路も造られているが、まだ1ヶ月ほど早く姿を見ることは出来ませんでした。

チッテンデン水門・水を入れて水位を上げる サケが遡るのが見えるが・・・

お昼のフライドフィッシュハンバーグはとても美味しかった。次に車で30分あまりの山手にあるスノコルミーの滝へ。ナイアガラの滝よりも落差があり、春先で水量も多いため迫力がある。

シアトルには世界的に有名な飛行機の
ボーンイング社とITのマイクロソフト社の本社があるが、マイクロスフト社は滝からすぐ近くの森に囲まれた静かなところにある。広大な敷地ではスポーツをする若い人達を見ることが出来た。

スノコルミーの滝 マイクロソフト本社

夕方Bobさんの家へ、Kikoさんとは1年ぶりの再会だ。ワシントン湖の湖畔にある静かな住宅地で周辺には色んな国の人が住んでいるそうだ。Bobさん手製のベランダには13年前に植えられた藤が薄紫の花を咲かせている。夕食をご馳走になり一緒に球場へ。

Bobさん宅前で 試合前の野球番組の放送風景

今日の席はイチローのすぐ後ろのライト席。試合は新人のピッチャー・オルソンとボストンのエース・ベケットの対決。3本のホームランを打たれ追い上げるも5−3で負け。試合後ユースまで車で送ってもらう。

ライト席からの風景 応援も盛り上がるが・・・

持参のカップ麺で夜食をとる。明日はデーゲームだ。