・10月21日(水) イスタンブール最終日そして帰国
今日の午前中は自由行動だ、OPツアーには参加せず二人で歩いてみることにする。ボスポラス海峡クルーズに行かれる皆さんと一緒にバスで出発しガラタ橋近くで降ろして貰う。
名物さばサンドの船はまだ営業していない。旧市街と新市街を結ぶガラタ橋を歩く。両サイドで大勢の人が魚釣りをしている。何が釣れるのか。橋の上から旧市街のモスクと今から行く新市街のガラタ塔がよく見えている。
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名物さばサンドの船 | ガラタ橋で釣りをする人・バックはガラタ塔 |
橋を渡り丘の上にあるガラタ塔へ歩いて登る。14世紀中頃城壁の見張り塔として造られ、その後牢獄や火の見やぐらなどとして使われた。エレベーターで展望階まで上がると360度の景色がとても素晴らしい。
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ガラタ塔 | ガラタ橋と旧市街方面 |
今渡ったガラタ橋、旧市街のトプカプ宮殿やモスクそしてボスポラス海峡がよく見えている。
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左アヤソフィアと右ブルーモスク | ボスポラス海峡 |
トラムに初めて乗車し再びグランドバザールへ。昨日行ったトルコ石の店で勧められたペンダントを購入する。
歩いて集合地点のアヤソフィアへ戻る。アヤソフィアはビザンチン時代にギリシャ正教の大本山として建設され、後にオスマン朝時代にモスクに改修された。キリスト教のモザイク画などは塗りつぶされたが20世紀初めにアメリカの調査隊により発見され、その後博物館として一般に公開されている。
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赤い巨大な大聖堂アヤソフィア | アヤソフィアの内部 |
中は巨大なドームになっている。正面にはイスラム教の礼拝用のミフラーブがメッカのほうを向いて設置されている。天井には見事なキリスト教のモザイク画が描かれている。キリスト教文化とイスラム教文化が混在しているのだ。
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正面にはイスラムのミフラーブ | 天井には聖母子のモザイク画 |
集合場所を迷われ心配したお二人も無事に見つかって最後の観光ポイントトプカプ宮殿へ。イスタンブールの町全体を見渡すことが出来る小高い丘の上に建つ宮殿はオスマン朝時代の政治・文化の中心であり、歴代の君主スルタンとその家族が暮らした。
当時のハレムや集められた膨大な財宝は観光の目玉となっている。皇帝の門、送迎の門を通って中へ。すでに多くの観光客で混雑している。
昼食は海峡を見下ろすレストランで、人気があり次々にツアーのグループがやってくる。
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皇帝の門 | 送迎の門 |
昼食後は宝物館を見学する。オスマン帝国が集めた膨大な財宝が展示してある。歴代スルタンの宝飾品、食器、玉座などが並び、特に大きなエメラルドが3つ埋められた黄金のトプカプの短剣とスプーン職人のダイヤモンドといわれる86カラットの巨大なダイヤモンドの輝きは目もくらむようでした。写真が撮れないのは残念!。
国政の重要な会議が行われた会議の間を見学して宮殿内の女性達の居住区であったハレムへ。女性と宦官以外はスルタンと皇子しか入ることを許されなかった。
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会議の間 | ハレム入口 |
入ってすぐあるのは宦官の部屋、主にエジプトから連れてこられた奴隷で警備と外交を取り仕切っていた。
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宦官の部屋 | 宦官 |
イスラム教は一夫多妻制でスルタンは4人まで正妻をめとることが出来た。ハレム内での最高権力者はスルタンの母で皇子の結婚相手についても色々根回ししたようだ。
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ハレムの部屋 | 当時の様子を再現 |
スルタンの間はスルタンが側近や家族、友人と宴を開いた宮殿の中で最も華やかな大広間。ムラト3世のサロンはその後増築されたもので宮殿内で最も美しい建物と言われている。
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スルタンの部屋 | ムラト3世のサロン |
続いて330年ローマ時代に完成し約3万人を収容したという競技場の跡へ。テオドシウスのオベリスクとヘビの柱の記念碑が建っている。
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3匹のヘビが巻きついた柱とオベリスク | オベリスクの台座 |
最後にリュステムパシャモスクを見学する。外壁も内壁も見事な青のイズニックタイルで装飾されており規模は小さいがオスマン建築美術の最高傑作と言われている。
帰国するためバスで空港へ。途中夕食の弁当が配られる。お世話になったニハットさんともお別れだ。21:20発大韓航空KE956でソウルへ向かう。
・10月22日(木) 帰国
ソウルイーチョン空港へ13:10到着。18:30発KE781で福岡空港へ19:50到着。高速バスで佐世保へ帰る。
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リュステムパシャモスク | 大韓航空のアデンダントさん |
あっという間の9日間、本当に駆け足で回ってきました。疲れましたが楽しいツアー旅行でした。添乗員のYさん、現地ガイドのニハットさん、参加された皆さん、またどこかでお会いできますように・・・お世話になりました。
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