アメリカ(ﾌﾛﾘﾀﾞ･ﾆｭｰﾖｰｸ･ﾎﾞｽﾄﾝ･ｼｱﾄﾙ）旅行記

（H18.７.６〜７．３１）

・７月６日（木）　関空からシカゴ経由でフロリダ州オーランドへ

台風も数日後に迫る中、福岡空港から全日空１７０６便で関西空港へ。ユナイテッド航空のシカゴ経由便でオーランドへ向かうが、実は今回初めてビジネスクラスを経験する。実は前回の旅行でユナイテッド航空から便の変更を依頼され今回の飛行を無償でグレードアップしてくれたのだ。待合室も特別のラウンジ飛鳥が利用できビールなどの飲み物も無料。シートはゆったりとして長く伸ばせるためゆっくり横になることができ本当に楽だ。食事もエコノミーとは違い美味しくいただく。１２時間があっという間でシカゴのオヘヤ空港に到着する。

ビジネスクラスは楽でした		ユナイテッド航空

ここで入国手続き、指紋と写真を撮られる。荷物も一旦受け取り税関をとおり、再度ユナイテッド航空国内線にチェックインする。定刻に搭乗するがそのまま全然動かない。とうとう機内で１時間も待たされる。何ということだオーランドの空港には２２：４５分到着予定で今回訪問するロンさん夫妻が迎えに来てくれるのに。遅れたのは天候のせいか？途中飛行機からかなり稲光が見えていた。

オーランド上空は雲も取れて飛行機からの夜景がとても綺麗だった。夜の１２時無事に到着。ロンさん夫妻と再会を喜ぶ。ロンさんには子供達がイリノイ州シャンペーンでお世話になっており今年の４月に東京で会って以来だ。住居があるオカラまでは車で約１時間。途中激しく雨が降ってくる。この時期毎日スコールのような雨が降るそうだ。ベットに入ったのはもう午前２時でした。

・７月７日（金）　ケネディ宇宙センターへ

今日はロンさんがケネディ宇宙センターへ連れて行ってくれることに。オーランドから車で約１時間のフロリダ半島東海岸にあり、人類初の月面着陸を成し遂げたアポロ１１号や初の有人宇宙連絡船スペースシャトルが打ち上げられたところ。シャトルは７月４日独立記念日に打ち上げられたばかり、天候が悪く遅れていたのでもう少し待って欲しかった。

ビジターセンターで打ち上げの模様などのビデオで見て、バスで広い敷地内の見学へ。巨大なスペースシャトル組み立てビルディングではシャトルとロケットなどが組み立てられる。運搬車の大きいこと、大きいこと。展望台からは発射台などを見ることができる。全長１０９ｍのサターン５号の実物が展示してあったがその大きさには驚いた。

スペースセンター案内図		サターン５号ロケット

途中からまた激しい雨になり良い写真が取れなかったのは残念でした。

・７月８日(土）　ディズニーランドへ

今日はロンさん夫婦と４人でディズニーランドへ。二人は年間チケットを持つ大のディズニーフアンだ。オーランドのディズニーランドは世界の本家本元で広大な敷地の中に「エプコット」「ディズニーMGMスタジオ」「マジックキングダム･パーク」「ディズニー･アニマルキングダム」とテーマパークを４つ持つなど最大規模で、年間を通して世界中から多くの観光客が訪れる。

最初に東京の原型となった「マジックキングダム・パーク」へ。ゲートを入るとメインストリートには１９世紀の町並みが再現されレストランやギフトショップが並んでいる。突き当りにはシンボルといえるシンデレラ城があり、それを中心に各テーマランドが配置されている。
ここでロンさんのお孫さん達と合流し、アドヴェンチャーランドのカリブの海賊など幼児中心でまわる。ジェットコースターなどの絶叫マシーンは今回は見送る。本当は恐い。

シンデレラ城前のディズニーとミッキー		中国館

午後から次のテーマパーク「エプコット」へ。天気もよくなってお客も増えてきた。近未来の最新技術が体験できるフューチャー･ワールドとドイツやカナダなど世界１１カ国のパビリオンが並び各国の文化が楽しめる。ハングライダーに乗ってオーランドからカリフォルニアまで豊かな自然の上空を滑空するアトラクションはスリル満点、本当に空を飛んでいるようで楽しかった。

日本館には五重塔や日本庭園があり姫路城をかたどった建物の中には焼き鳥屋や三越が出店している。夕食はノールウェー館のレストランで。ディズニーの美しい白雪姫やシンデレラなどが次々に挨拶に来てくれ一緒に写真におさまってくれた。

９時からの光と花火のショーは素晴らしかった。

・７月９日(日）　オカラ見学とレンタカーでマイアミへ

疲れていたのでよく眠った。朝からオカラの町を案内してもらう。緑が多く落ち着いた町で、ホースファームが多く競走馬を育て各地へ出しているそうだ。専用の飛行場もある。またワイズミラー主演の初期のターザン映画はここで撮影されていたそうだ。

奥さんとお別れしてオーランドへ。当初明日から予約していたレンタカーを今日から借りて、マイアミ方面へ向かうことに。レンタカーを借りガソリンを満タンにしてフロリダ方面行きの有料道路フロリダターンパイクに乗るまでロンさんに先導してもらい無事にドライブスタート。

最終目的地はアメリカ最南端の観光地キーウエスト、今日はできるだけ走って近づきたい。２車線の高速道路はどこまでも単調、メーン道路なので大型車が次々に追い越していく。時々激しいスコールに見舞われる。マイアミでは車線と車が突然増え迂回路を逃してしまいダウンタウンへ入り込んでしまう。分岐店も多く、表示板を見ながらの運転には随分警笛を鳴らされてしまった。

高速を降りて１号線へ入るとドアや窓に鉄格子BARをはめた店が目立つ。ロンさんから「危険だからBARに近づくな！」と言われていたがこれなのだ。ガソリンが心配だったので寄って見たが、レジも鉄格子でガードされ異様な雰囲気でお金も前払いだった。
８時になってもまだ明るい。１号線沿いのホテルにチェックインする。走行距離４５１Km。

・７月１０日(月）　フロリダ・キーズを走りキーウエストへ

いよいよ今日は世界で最も美しいハイウェーと呼ばれているフロリダ・キーズをドライブする。キーズとはサンゴ礁でできた島の事で約５０の小島をフロリダ半島南端からキーウエストまで４２のの橋で結んでいる。よく映画にも出て有名なセブンマイル・ブリッジも途中にある。

コバルト色のビーチを持つ島一つ一つがリゾート地で別荘やホテルが立ち並んでいる。時々雨雲が激しい雨を降らせて通過していくが、今回一番心配したハリケーンはまだ大きいものは発生していないそうで安心する。でもハリケーンが来たら非難するのかな。

メーンポイントのセブンマイル･ブリッジを通過する。海の中にかかる約１１Kmの橋で右はメキシコ湾、左は大西洋だ。平行して昔の鉄橋が走っているが一部ハリケーンで壊れたままになっていた。

海の中道セブンマイル・ブリッジ		サンゴ礁の島はリゾート地

お昼にキーウエストへ到着。先ず今日の宿モーテル探し、何軒か部屋を見て決める。

キーウエストはカナダ国境から続く国道１号線の終着地でアメリカ最南端の島。老人と海で有名な文豪ヘミングウェイがこよなく愛したところだ。熱帯性の気候でパームツリーやハイビスカスなどの花が咲き、また古い家々が残る町並みは多くの観光客で賑わっている。

まずアメリカ最南端ポイントで記念写真、キューバまでは約１５０Kmともうすぐそこだ。次にヘミングウェイの家へ。１９３１年にここへやって来てから買った家で中には書斎や当事の調度品がそのまま残っている。また彼が愛したネコたちの子孫が何匹も昼寝をしていた。

アメリカ最南端地点キューバも近い		ヘミングウェイの家

町の中にはギフトショップやハードロックカフェが並び賑わっていました。夕食は持参のカレーライス。テレビで大リーグオールスターのホームラン競争を楽しむ。走行距離２０４Km。