ペルー(リマ・クスコ・マチュピチュ・ティティカカ湖・ナスカ)の旅
(H20.9.29.〜10.16)
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世界遺産空中都市マチュピチュ | 世界遺産クスコのアルマス広場とカテドラル |
初めての南米旅行でペルーへ。行ってみたい世界遺産のナンバーワンにもなったインカ帝国の遺跡マチュピチュは標高2400mの山上にあり1911年に発見されるまで全く無傷で残っており実に感動的な世界遺産でした。 15〜16世紀インカ帝国の首都として栄えたクスコはスペイン人が侵略後インカの石組みの上に宮殿や神殿を建てスペイン風の町を造り上げましたが、各所にインカの遺跡が残っておりインカの土木特に石組みの技術が優れていたのには驚かされました。 子供のころNHKラジオのインカの少年の話の中で聞いた覚えがあるティティカカ湖、海抜3890mと高所にありインカ発祥の地といわれている。広さは琵琶湖の約12倍水はあくまで青く神秘的でした。 乾燥した砂漠地帯に1000年以上も前に描かれたナスカの地上絵、セスナ機で自分の目でハッキリと見ることが出来感激しました。 遺跡の多くが3000m以上の高所にあるため高山病の症状も出ましたが何とか順応しながら無事見ることが出来ました。それにしても高所で身体を動かすことの大変さが良く分かりました。 近代に目を移すと明治30年代日本からの移民が開始され、フジモリ元大統領をはじめ沢山の人々が、苦労の末成功されペルー社会で活躍されています。 今回沖縄出身の当山さんのペンションに滞在しましたが多くの日本人旅行者の方が宿泊されており旅のお話を聞くことが出来て大変楽しい旅でした。皆さんとまたどこかでお会いしたいですね。 |
・9月29日(月) 成田からロサンゼルス経由でリマへ
今回は中野の娘宅からの出発、京成電鉄で成田空港へ。あらかじめ送っておいたバッグを受け取りユナイテッド航空でチェックインを済ませる。アメリカドル300ドルに両替する。
ユナイテッド航空UA890便ロサンゼルス行きは予定通り16:45成田空港を離陸。最近の燃料費の高騰などでアルコール類も有料になるなどサービスが低下しているのは寂しい。
離陸後配られた飲み物のコップが落下するなど機体は揺れ続け、分解するのではないかと不安になるほどよく揺れた。こんな事は初めてだ。結局3時間も続き相方はとうとう酔ってしまった。
その後は落ち着いた飛行を続け現地時間の29日10:40無事にロサンゼルス空港に到着。一旦入国をして預けたバッグを受け取り、あらためて13:20発リマ行きのラン航空LA601にチェックインする。
ラン航空は機体も新しく食事やサービスも良く高感度をもてた。現地時間24:00の深夜無事にリマのホルヘ・チャベス国際空港へ到着。日本との時差は14時間の遅れで、成田から21時間の旅でしたが覚悟の上なのでそう長くは感じませんでした。
外に出るとすごい数の人が待っている。この中にはホテルの人、タクシーの運転手・・・悪い人もいるのかな。迎えを頼んでおいたペンション当山のプラカードが目に入った時はひとまず安心する。
ペンションでは経営者のペペさんが迎えてくれた。まだ34歳と若く日本語も上手で色々なアドバイスをしてくれるので安心することが出来る。
・9月30日(火) 初めての外出と博物館へ
明日のクスコ行き飛行機のリコンファームをしようと航空会社スターペルーの事務所へ電話するがトーキーが流れて通じない。航空券を買った現地ツアー会社ミッキーツアーへ電話して担当の方にお願いする。
現地通貨ソルSolを手に入れるためATMを探しに外へ。今回からシティーバンクを利用しており、円で預けている普通預金からカードを利用して滞在国の通貨で下ろすことができるのだ。
最初の銀行では暗証番号までは受け付けるが先に進まない。下ろせないのか?諦めて他を探すことに。大型スーパーにあった他の銀行のATMではスムーズに下ろすことができホッとする。1ソルが約37円だ。
果物、水そして有名なクスコのクスケーニャビールを買って一旦宿へ帰る。
午後はペルーの入門編ということで近くにある国立人類学考古学歴史学博物館へ。歩いて行くが意外と遠く迷ってしまう。スペイン語の指差し会話帳を見ながら女子学生に尋ねると何とか教えてくれた。
ペルーを代表する博物館でナスカなど主にインカ以前(プレインカ)の時代の文化が出土品や絵などを交えて展示されている。アンデス文明はインカだけではないことが良く分かった。
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国立人類学考古学歴史学博物館 | 飲み物を入れる土器・何文化? |
夕食は宿で自炊。明日はいよいよクスコへ。
・10月1日(水) リマからクスコへ
到着時迎えに来てくれたドライバーの運転で空港へ。スターペルー航空でチェックインを済ませて空港税1人6.05US$を支払いゲートへ。クスコは有視界飛行なので天候が安定する早朝に飛ぶ便が多いそうだ。
9:30発の飛行機は少し遅れて出発する。ほとんど海抜0mから約1時間で海抜3400mの高所へ飛行するので高山病が心配だ。
こんな山岳地帯に町があるんだろうかと思っていると急に人家が見えてきて、クスコの飛行場に着陸する。すると相方の様子がおかしい。酔っているようだ。
ホテルの車で宿のアマルホテルへ。ロッジ風の感じのよいホテルだ。ここでペンション当山でお話した札幌の元気なお嬢さんYさんと会う。
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スターペルー航空 | アマルホテルからクスコの街を見る |
明日からのマチュピチュ行きの列車ビスタドームをインターネットで予約しており正式なチケットに交換するためワンチャック駅まで行かなければならない。相方の状態は良くないので1人で行くことにする。
インカ時代の街並みを思わせる狭い石畳の道路を歩き、有名なインカの石組み12角の石を見ながらアルマス広場へ。インカ時代の神殿を壊してその基礎の上に建てられたカテドラルや教会が広場を囲んでいる。
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カミソリの刃も通さないインカの石組み・12角の石 | アルマス広場とカテドラル |
メインストリートのエル・ソル通りを高山病対策のためゆっくりゆっくりと歩く。天気も良く暑いぐらいで大勢の観光客で賑わっている。予約番号を持っている人は待つことも無くスムーズにチケットに交換できた。
ホテルで明日のマチュピチュの宿とクスコへ帰ってからのツアーの予約をする。またティティカカ湖の町プーノへ観光をしながら移動するインカエキスプレスバスのチケットを予約する。
相方の状態は依然として良くない。頭痛がして食欲も全く無い。またさすがに夜は寒い。明日の列車の出発は6:05と早いためホテルとインカエキスプレスバスのバウチャーを受け取るとタクシーの予約をして早めに休む。
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