・6月15日 オスロ市内観光
駅へ行き明日のストックホルムまでの指定券を買う。またノルウェーを出国するので買い物に対する税金の払い戻しを駅の情報センターで済ませる。歩いて海岸沿いにあるアーケシュフース城へ。小学校の遠足が来ていた。港が一望でき大きな客船も停泊していた。
次に人形の家などの劇作家で有名なイプセン美術館へ行くが2006年まで閉館中であった。もう一度交替式を見ようと王宮に行くがどうも今日は無いようだ。とても暑い。
昨日までの寒さが嘘のようだ。王宮の周りの公園では多くの人が日光浴をしながらバーベキューなどをしていた。中にはビキニスタイルの人も。短い夏の太陽をとても大切にしている。夕食後再度王宮へ行ってみると衛兵だけの本当に小規模な交替式が行われた。昨日見ておいて本当によかった。
万歩計5726歩。いよいよ明日はストックホルムだ。
・6月16日 オスロからストックホルムへ
8:54発ストックホルム行きX2000の新型車両に乗車。お客は少ない。約6時間の旅、森と湖の中を縫うように走る。途中大きな町は殆ど無い。定刻に到着。
宿は初めてB&Bを予約していたが出発間際だったため場所の確認が取れないまま日本を出発したため頼りは携帯電話のみ。地下鉄の駅は分っていたがそれから先は?電話でご主人が案内してくれるが理解できない。とうとうギブアップ、迎えをお願いする。しばらくすると女性の方が迎えに来てくれた。随分歩いてアパートの前に着く。これでは地図がないと分らないよ。
敷地に入る時、建物に入る時そしてエレベーターの中でキーロックに暗証番号を入れないと部屋まで着かない。ご主人が利口そうな犬と一緒に迎えてくれた。実はご主人のピエールさんは車椅子だったのだ。地図をメールしたけどエラーで帰ってきたそうだ。前金で2泊分のお金を支払う。アパートの5階でベランダにはかわいいテーブルが置かれ朝食はここに用意してくれるそうだ。
ストックホルムからヘルシンキまではシリヤラインという豪華客船で行く予定なので、近くのオフィスまでチケットを買いに行く。スカンパスを持っていると割り引いてくれる。夕食はテークアウトしてB&Bでとる。
万歩計10592歩。今日も夏日だった日差しも強いようだ。
・6月17日 ストックホルム市内観光
ご主人がベランダに用意してくれた朝食は卵料理などなかなかのご馳走だった。
郊外にあるドロットニングホルム宮殿へ。24時間有効な乗り物券を買う。地下鉄とバスを乗り継ぎ宮殿へ。10時からのオープンだがすでにツアー客が来ていた。日本と台湾のツアーだ。17世紀から18世紀中ごろにかけ建てられたもので北欧のベルサイユとも呼ばれ、現在国王とその家族が住んでいるがその一部が一般にも開放されている。裏には英国式の美しい庭園が広がっている。
帰りは宿のご主人の薦めもあり船で帰ることに。ここはイタリアのベニスと並び水の都と呼ばれ海からの眺めも素晴らしいのだ。船はノーベル賞の授賞式が行われる市庁舎の直ぐ横に到着する。宮殿か古城のようだ。
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ドロットニングホルム宮殿 | 市庁舎黄金の間 |
12:00発の市庁舎ガイドツアーに参加するが、ここで柳川と北九州からきた大学生の青年と一緒になる。中に入るとすぐブルーホールと呼ばれる大広間がある。ここでは受賞祝賀晩餐会が開かれる。そして2階には金箔モザイクで飾られた壁画が豪華な黄金の間がある。ここでは舞踏会がひらかれ、テレビでも話題になった田中耕一さんもここで踊ったのだ。
日本人4人で塔へ登るが、港や旧市街などの眺めは素晴らしかった。次に旧市街へ。ストックホルム発祥の地で王宮を中心に教会や中世の建物が建っている。町の中心地に広場があるが、ここはかってデンマークが侵攻したとき貴族など多くの人が断頭刑にされ血で染まったところ。
今は平和なこの一角に証券取引所がありその中にノーベル博物館がある。歴代の受賞者についてビデオや写真を使って説明している。カフェで晩餐会に出されるのと同じデザートのアイスクリームを試食しだがとてもおいしかった。また椅子の裏には受賞者のサインがしてあった。夕食はタイ料理店で食べるも期待はずれだった。
万歩計17873歩。
・6月18日 市内観光とシリヤラインの豪華船でヘルシンキへ
歩いて旧市街へ向かう。途中王立公園では昨日に続き野球のボール大の鉄のボールを使った球技大会が大々的に行われていた。昔のビー玉みたいな?一体何だろうか。
国立美術館を見て王宮へ衛兵の交替式を見に行く。オーケストラを先頭に衛兵が行進してくる。ここも多くの観光客が来ている。サービス精神旺盛でYMCAなど数曲を演奏してくれた。今日も暑いので公園では日光浴の人が多い。
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王宮での衛兵交代式 |
バスでシリヤラインのターミナルへ向かう。大きな船が見えたら降りようとゆっくりしていたら運転手さんが一生懸命教えてくれていた。あわてて降りる。運転手さんへ深くお礼。歩いて港へ向かうと大きな船が見えてきた。シリヤラインはストックホルムとヘルシンキを結ぶ定期航路でお互いを夕方出航し朝到着する。
チェックインをして乗船。12階建ての船は中央が吹き抜けになっており、レストランやお土産屋などが何店も入っている。上に行くほど部屋代は高くなるが、我々節約旅行は勿論最も安いツインルーム。窓は無いけどトイレもシャワーもついて快適だ。
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シリヤライン | 12階建ての船内 |
万歩計14654歩。時差が1時間あり進める。
・6月19日 ヘルシンキ市内観光
5時に起きてサンデッキへ出てみる。まだ周囲は海ばかり、9時頃になってやっとフィンランドの陸地が見えてきた。9:30港に接岸し上陸が始まる。
トラムでホテルへ行くがこの線は環状線になっているため一先ず一周して町の様子を見ることに。ホテルへ行くが入り口にキーロックが付いており困っていると宿泊客らしい女性が来てインターホンで話し、開けてくれた。
明日は対岸にあるバルト3国の1つエストニアの首都タリンへ行く予定だ。ターミナルまでチケットを買いに行く。近くにマーケット広場があり魚や野菜そして食べ物の屋台が出て賑わっている。魚のフライとポテト、ビールで昼食をとる。タリンまでの高速艇の予約をする。そこで大阪からのご夫婦と会う。今日のシリヤラインでストックホルムへ、その後ノルウェーのフィヨルドにも行くそうだ。奥さんが計画者で熱心に状況を聞かれるので貴重な経験をお話しする。
ここはソ連による100年の支配の歴史があり。どちらかというと町もソ連的な建築物が多いそうだ。大聖堂や元老院広場、ロシア正教のウスペンスキー寺院を見学。毎日通ることになるエスプラナーデ公園では日光浴を楽しむ人がたくさんいる。レストランはどこも満席でビールや飲み物をゆったりと飲んでいる。公園や街角では大道芸人の人もいる。デパ地下で食料を買って帰る。万歩計11651歩。今日も夏日だった。
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大聖堂と元老院広場 | ウスペンスキー寺院 |
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