・5月19日(水) ザグレブからプリトヴィッツェ湖群国立公園へ

アパートメントの鍵を郵便受けに入れてセルフチェックアウト。近くの銀行でKnに両替しましたが前回よりも更に円高になっていました。クローネとユーロの円高は今回大変助かりました。トラムで中央駅で乗り換えてバスセンターへ。

10:30発のバスでプリトヴィッツェへ。
約2時間30分で到着、歩いて今日の宿ホテルベルビューへチェックイン。静かな山小屋風のホテルでした。

周辺の町にはソーべSOBEと呼ばれるクロアチアの民宿が沢山あり、その看板が出ています。公園敷地内にはホテルが3つしかなくシーズンにはすぐ満室になるそうです。

ソーべSOBE民宿 ホテルベルビュー

プリトヴィッツェ湖群国立公園は大小16の湖と92の滝を持つ国立公園で世界遺産にも指定されています。1990年代の独立戦争では世界危機遺産リストにも登録されたこともありました。

標高639mの湖から(地図左上)中央の大きな湖を経て標高150m(地図右上)まで大小の湖と階段状の滝が結んでおり自然の造形の美しさを見る事ができます。園内は広いため連絡用のエコロジーバスと中央の湖に遊覧船が走っています。

公園の案内マップ エコロジーバス

入場券を購入1人110Knで約1900円です。先ずゲート(地図赤丸)から連絡バスで下流部分へ。最初に谷の上から見た景色は言葉では言い表せないほど素晴らしい景色でした。木の緑と水の青が様々に変化しとてもきれいです。

上段は地図中央の大きな湖 小さな滝が何段も

歩いて川へ下りていきましたが、水はよく澄んで沢山の魚が泳いでいるのがよく見えました。日本人のツアーも丁度同じルートを歩いていました。

川へ下りる道の途中から 水は澄んで魚も気持ち良さそう

川には木製の遊歩道が造られておりハイキングコースにもなっています。急流の中、崖沿いに少し下流へと行くと落差78mのヴェリキ・スラップの滝が頭上から流れ落ちていました。

遊歩道から恐いです ヴェリキ・スラップの滝

次に遊歩道を上流のほうに歩いて行く。最近雨が降ったのでしょうか水量も増えているようでとても迫力がありました。

遊歩道を上流へ
滝が沢山流れ落ちています

遊覧船で川の上流部分入口へ渡ります。色んな国の観光客で満員でした。今度は上流部分を歩きます。ここでも多くの滝が流れ落ちていました。

連絡船 上流部分を歩く

まるで自然に出来た美しい庭園でした。空気は美味しいしゆっくりと歩くととても落ち着いた癒された気分になります。

水は幻想的な青 遊歩道を歩きます

遊覧船で出発地点へ戻り、情報センターで明日のスプリット行きのバスの時間を調べ10:55で行くことにしました。

プリトヴィッツェ湖群国立公園については予想よりもはるかに見ごたえのあるところだと思いました。今回の旅行の一押しですね。

・5月20日(木) プリトヴィッツェ湖群国立公園からスプリットへ

朝ホテルの外から日本語が聞こえてきました。ツアーの方たちが散歩をしているようです。朝食にレストランへ行くと日本人のツアーの人達と一緒になりました。ここに泊まっていたんですね。

出発までもう一度公園に行って見ることに。敷地内のホテルに泊まっている人はホテルの印を貰っておけば昨日のチケットを今日も使うことが出来ます。今日はバスで最上流部の湖へ。ここまで行ったのはカナダ人のご夫妻と我々4人だけでした。

カナダのビクトリアに住んでおられるそうで、シアトルに野球観戦で行った時に船でビクトリアとブッチャードガーデンに行ったと話すと話が盛り上がりました。

時間もあまりないため上流の一部分を回りバスでスタート地点へ戻りました。上流部分の滝はややおとなしい滝でした。

チェックアウトをしてバスを待っていると先ほどのカナダ人夫妻がやってこられました。同じバスでスプリットへ行くことに。ご主人は大学の先生を奥さんは幼稚園の先生を何れもリタイヤされていました。

上流の滝 カナダ人御夫妻と

バスは定刻から少し遅れただけでやってきました。昨日ザグレブから一緒だった韓国人の女性が次のバス停で乗ってきました。なんでもソーべに泊まったそうです。

バスは岩山の峠を越えアドリア海沿岸へ。ここで景色は一変し地中海風の茶色の屋根の建物が目立ってきました。温度もどんどん上昇して暑くなってきました。

岩山の峠を越えて アドリア海へ出てきました

バスは途中3回休憩を取り5時過ぎにスプリットへ到着。約6時間の旅でしたが、普通の定期バスですから停車駅も多く運転手さんもお茶の休憩を取りながらのゆっくりした旅でした。

歩いて今日からの宿苫屋へ。ここは岩手出身の女性Oさんが経営されており、ビルの11階日本で言えば12階にありアドリア海や港がよく見えます。

実はザグレブのYさんから連絡があっており私のホームページをすでに見ておられなんと「今回のクロアチアの旅が35回目の海外旅行」という事で表彰状まで作り歓迎していただきました。

苫屋の部屋からの眺め


家庭的な宿で宿泊者は日本人の方でした。