・5月25日(火) ボスニア・ヘルツェゴヴィナのモスタルツアー
今日はモスタルへの日帰りツアーに行く。代金は41ユーロと安い。7:30にチェックアウトし荷物をホテルへ預ける。8:00にホテルでピックアップしてもらう。車はライトバンでお客は8人、ドイツから友人の結婚式に来たと言う4人家族とイギリスの老夫婦です。
海岸線をスプリットの方向へ走る。途中ボスニア・ヘルツェゴヴィナを通り抜けしばらく行くと今度は右折して内陸部へと入っていく。ボスニア・ヘルツェゴヴィナとの国境検問も簡単に通過。
国境を越えてすぐ川沿いの小さな町を観光する。町の名前は良く分かりませんでしたが、坂を登ると小さなモスクが建っています。お土産屋さんにはトルコで良く見た目玉の形をしたお守りが売られているのでイスラム系の町なのでしょうか。丘の上には古城も見えている素敵な町でした。
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イスラム系の小さな町 | 目玉の形をしたお守り |
更に進み昼食は川沿いにあるレストランで。メニューも良く分からずチーズ嫌いにチーズ攻めのランチになってしまいました。
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川沿いのレストラン | ツアーのメンバー |
モスタルに到着。モスタルの見所はなんと言ってもオスマントルコ時代に造られた美しいアーチの石橋スタリー・モストで世界遺産にも登録されています。
ボスニア・ヘルツェゴヴィナにはトルコの影響を受けたイスラム系のボスニア人とクロアチア人そして少数ながらセルビア人が住んでおり2000年台の独立の動きの中でお互いに激しく戦い多くの犠牲者を出している。
最初はボスニア人とクロアチア人が一緒になりセルビア人が多いユーゴ軍と戦い。後にはボスニア人とクロアチア人が戦うと言う複雑な民族紛争だったのです。その時この石橋は壊されてしまいました。
和平後2004年に平和のシンボルとして橋は修復されました。ボスニア人とクロアチア人の居住地は橋の両側にすみわけされています。
車を郊外に止めて歩いて町の中へ。途中銃弾の跡が生々しく残る建物が。お土産屋さんが並ぶ道を橋に向かって歩く。
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銃弾の跡 | クロアチア人住居側の通り |
美しいアーチの石橋が見えてきました。橋のこちら側がクロアチア人そして向こう側がボスニア人の居住区になっています。
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門をくぐり橋へ | スタリー・モスト |
橋は多くの観光客で混雑しています。ここにも日本人のツアーが来ていました。
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橋からイスラム人地区を見る・モスクが | 橋は観光客で溢れています |
橋を渡ると博物館があり、紛争当時の悲惨な写真が展示してある。橋が落ちる瞬間を写したビデオが流されており当時テレビで見た事があるので胸が痛みました。
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紛争で壊された橋 | ボスニア人地区から |
橋を渡ると町の様子が一変します。ずらりとお土産屋さんが並んでいますが、まるで先日旅行したトルコそのものでした。チャールズ皇太子も来たのでしょう。イギリスからのご夫妻は私も以前訪れたストラトフォード・アポン・エイヴォンのシェックスピアの生家の近くに住んでおられるそうです。
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チャールズ皇太子 | ツアー仲間と運転手さん |
帰りは思ったより早く予定の6:00にはドブロヴニクへ着きました。今日は23:00のフェリーでアドリア海を渡りイタリアのバーリへ向かいます。荷物を受け取り最終バスで港へ。ヤドロニア社のオフィスでチェックインを済ませターミナルで待つ。ここでロンドン在住の日本人ご夫婦と長期一人旅の福岡の青年と一緒になる。
なかなか乗船が始まりません。22:00やっと車も人も乗船開始です。出国を済ませて船へ。受付で部屋の鍵を貰い重いバッグを持って急な階段を下り部屋へ。2段ベッドの4人部屋です。少々うるさい部屋でしたがツアーの疲れもありぐっすり眠りました。
・5月26日(水) バーリとアルベロベッロ
朝6:00起床、7:00からレストランで朝食です。もうすでに陸が見えています。8:00下船開始。イタリアへの入国を済ませいよいよバーリです。
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レストランでの朝食風景 | フェリーからの下船風景 |
駅行きのバスを待つが、一台目が満員通過した後次がなかなか来ない。やっと乗車しバーリの中央駅へ着く。駅前の情報センターで近くのホテルを紹介してもらいチェックインするが、なんとここは日本から何度かメールしても返事がなかったホテルでした。
ATMでユーロを下ろし、地下道を通り中央駅の一番奥にあるアルベロベッロ行きの私鉄のホームへ。ホームでチケット4ユーロを購入し10:55発に乗車する。各駅停車で12:00過ぎアルベロベッロ駅に到着。小さな駅で駅前には何もない。
迷いながらも歩いて中心地ポポロ広場へ。ここの観光の目玉はトゥルッリと言う真っ白な壁に灰色の石灰石を積み上げた円錐形の屋根を持つ珍しい建物で旧市街に集まっており世界遺産に登録されています。何でも昔地主が家の税金を逃れるため、屋根の取り外しがきくこんな家が造られたそうです。
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アルベロベッロ行きの私鉄 | トゥルッリの家並み |
ここで驚きの光景がなんと日本人の大集団が。聞くところによると世界遺産をまわるツアーで約300人の人が来ているそうです。トゥルッリはお土産屋やレストランとして使われていますが一部にはまだ住居として使われています。今日はとても暑いのですが中に入るとひんやりとして涼しいです。
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かわいい町並み | 白がまぶしい |
日本人の方が経営する「陽子の店」に入ってみました。屋上からの景色を見せていただきましたが、石灰石を積み上げた屋根の様子が良く分かります。TBSの世界遺産でも放送されたと言う陽子さん元気な方でした。商売繁盛の様です。
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トゥルッリの屋根 | 一般の住居 |
バーリへ戻り明日の9:00発ナポリ行きのバスのチケットを購入。オフィスも乗り場も分りにくいところでした。
ホテルでのブログ更新はスピードのせいでしょうか写真のアップがあまりうまくいきませんでした。
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