・5月30日(日) ナポリからローマへ 

7:50の
ユーロスターローマへ。9時にはテルミニ駅に到着、イタリア版新幹線は早い。
予約していた駅近くのホテルに荷物を預け地下鉄で世界一小さい国
ヴァチカン市国へ。乗り物は3日間のフリーパスを購入。今日は月の最終日曜日で博物館や美術館が無料になるのだ。

ヴァチカン美術館は世界有数の美術館で歴代の法王が集めた美術品などのコレクションが展示されておりイタリア芸術の宝庫だ。今回は前回ツアーで見る事が出来なかったラファエロの間システィーナ礼拝堂を主に見てみたい。

予想通りもうすでに長い行列が出来ている。平日でも時間によっては2時間待ちもあるそうだ。会議に来られた日本人男性二人と一緒に並ぶ。とても暑く冷たい水が良く売れている。11時過ぎやっと入場することが出来る。

ナポリ駅 ヴァチカン美術館には長蛇の列が

法王が住んでおられる宮殿に20以上の博物館や美術館などがある。収集品の種類や年代別に展示されており、全て見るには数日かかるそうだ。古代ギリシャ・ローマ時代の彫刻が展示された部屋では、神官ラオコーンと二人の息子がヘビに巻かれた肉体を表現したラオコーンの彫刻などを見る。

ラオコーン 円形の間

順路に沿って歩きましたが詳しいガイドブックを持ち合わせず今どこをまわっているのか良く分かりませんでした。地図の間など美しく装飾された回廊を歩いてシスティーナ礼拝堂へ。

ギリシャの間の美しい床 ギリシャの間・聖ヘレナの石棺


美しい回廊 地図の間


地図の間の天井画 美しい回廊

システィーナ礼拝堂は現在も法王選挙などヴァチカンの重要な行事で使用されています。皆さんの目当てはシスティーナ礼拝堂に書かれているミケランジェロの「最後の審判」の壁画とアダムの創造などを描いた天井画です。

最後の審判は祭壇側の壁全体に書かれているためかなり大きいです。この世の終末に天国に行くのか地獄へ行くのかを神が審判している絵はすごい迫力で恐いくらいでした。

最後の審判(本より) 天井画アダムの創造

ラファエロの間は、彼が弟子達と描いた壁画がある4つの部屋があります。署名の間のアテネの学堂は古代ギリシャの哲学者や科学者達が議論しているところで、アーチ下の二人はアリストテレスとプラトンだそうです。

署名の間のアテネの学堂 ラファエロの間の壁画

実はラファエロの間を飛ばしてしまい順路は一方通行なので、もう一度最初から回り直す事となり疲れてしまいました。無料の日で混雑を心配しましたが入場後はスムーズに見る事が出来ました。

サン・ピエトロ大聖堂は有名な彫刻家ベルニーニが設計したサン・ピエトロ広場からの見学としました。後で見る事になりますがローマにはベルニーニの作品が多く残されています。

サン・ピエトロ広場と大聖堂 サン・ピエトロ広場とヴァチカン宮殿

お腹も減って近くのレストランのテラス席でパスタの昼食をとりましたが、ここのレストラン注文もしないミートボールなどを強引に押し付けイタリア語が通じないことを良いことにサービス料など言い出して・・・結果高い昼食になってしまいました。自己責任でしょうが本当に印象の悪い店でした。

次に映画「
ローマの休日」で有名になったスペイン広場へ。ここはアン王女役のオードリー・ヘプバーンが階段に座ってアイスクリームを食べたところ。現在飲食はは禁止されていますがアイスクリームが飛ぶように売れていました。

手前にある小船の噴水は
ベルニーニのお父さんの作品だそうです。後方はトリニタ・デイ・モンティ教会です。

スペイン広場 小船の噴水

歩いてトレヴィの泉へ。ここも多くの観光客で賑わっていました。肩越しにコインを投げると再びローマを訪れる事が出来ると言うエピソードがあります。今回はコインは投げませんでした。

トレヴィの泉 観光客で溢れています