・5月31日(月) ローマ市内観光
朝一番超満員の地下鉄で円形闘技場コロッセオへ。前回は外からののみの観光でしたので初めて入場しました。フォロ・ロマーノとパラティーノの丘の共通入場券を買う。5万人を収容したと言われる巨大な闘技場で猛獣と剣闘士や剣闘士同士の悲惨な戦いが行われ大観衆がこれに熱狂していたのです。映画グラディエーターで見た世界です。
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コロッセオ | コロッセオの中 |
朝早いので観光客はまだ少ない。地下にはライオンなど猛獣の檻が造られせり台で地上に現れる仕組みになっていました。剣闘士の武具や当時の様子が展示してあります。
こんな殺し合いを見て楽しかったのでしょうか。余談になりますがツアーでスペインに行った時に闘牛を見ましたが、牛が殺されるシーンを見て女性の方が数人具合が悪くなり退席されました。私も落ち込んでしまいましたがあまり日本人向けではないようです。
それにしても当時の建築技術はすごいです。
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地下には猛獣の檻が | 剣闘士の武具 |
すぐ隣にはコンスタンチヌス帝の凱旋門がある。観光客も増えてきて、コロッセオの入場口にも長い列が出来ている。ローマ時代の服装をした男性と一緒に写真を撮る事が出来ます。
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コンスタンティヌス帝の凱旋門 | 写真撮影 |
次にローマ帝国の政治・経済・宗教の中心地であった遺跡フォロ・ロマーノへ。入口近く道路の両サイドに大規模な観覧席が建設中、これは後で分りましたが6月2日の共和国建国記念日のパレードのためでした。
ヴェネツィア広場とコロッセオの間に遺跡は広がっており、写真は後日ヴェネツィア広場近くのカピトリーノの丘から撮った全体の景色です。手前8本の円柱が残るサトゥルスの神殿その左がセヴェルス帝の凱旋門、その裏に屋根が見えているのが元老院です。
中央に皇帝が凱旋パレードを行った聖なる道があります。右側がパラティーノの丘、遠くにコロッセオが見えています。入場無しでここからガイドしているツアーも多いようです。
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カピトリーノの丘から見るフォロ・ロマーノ |
共和政時代の政治の最高機関元老院は、20世紀に修復されたもので当時の建物の一部などが展示されている。
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聖なる道から見る元老院とセヴェルスの凱旋門 | 当時の元老院の装飾部分 |
セヴェルス帝の凱旋門を見て聖なる道を中央へ。アントニヌス帝の妻ファウスティーンを偲んで建てられ、後に本人も葬られたアントニヌスとファウスティーンの神殿がある。
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セヴェルスの凱旋門 | アントニヌスとファウスティーンの神殿 |
古代ローマ時代宮殿や高級住宅地であったパラティーノの丘へ登ってみると真下に遺跡が広がっており、素晴らしい景色でした。
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パラティーノの丘から | パラティーノの丘から |
ヨーロッパを旅するといたるところに古代ローマ時代の遺跡があり、ローマ抜きには歴史は語れません。やっと本場の遺跡を見ることが出来ました。
一旦ホテルへ帰り休憩後ナヴォーナ広場へ。ヴァチカン行きのバスに乗りましたが下りる所が分らずお客さんに聞くと親切にも運転手さんに聞いてくれました。少し通り過ぎていたが無事に広場へ到着する。
昔の競技場跡に建設された広場にはベルニーニ作品の4大河(ナイル・ガンジス・ドナウ・ラプラタ)噴水とネプチューンの噴水があることで有名です。ベルニーニはイタリアを代表する建築家・彫刻家でサン・ピエトロ広場など多くの歴史的建造物に彼の作品が残っています。
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ムーア人の噴水 | 4大河の噴水 |
ここでアマルフィでお会いした東京からのご夫妻と再会する。歩いてパンティオンへ。古代ローマを代表する建築物で、中にはラファエロと初代イタリア国王ヴィットリオ・エマヌエーレ2世の墓がある。
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パンティオン | 内部は円形のドーム形式の吹き抜け |
次にサンタ・マリア・ソプラ・ミネルヴァ教会へ。建物前にはベルニーニ作の「オベリスクを乗せた象」がある。祭壇の両側にはミケランジェロ彫刻があり、またフレスコ画で飾られたカラファの礼拝堂がある。
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ベルニーニ作オベリスクを乗せた象 | カラファの礼拝堂 |
町の中心地ヴェネツィア広場へ。丘の上には19世紀に建造された白亜のヴィットリオ・エマヌエーレ2世記念堂がそびえている。建物の前には彼の騎馬像が。
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ヴィットリオ・エマヌエーレ記念堂 | ヴェネツィア広場 |
歩いてサンタ・マリア・イン・コスメディン教会へ。ここにはローマの休日で有名になった真実の口がある。嘘をついた人が手を入れると手を咬まれると言う言い伝えがあり写真を撮りたい多くの人が並んでいる。
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サンタ・マリア・イン・コスメディン教会 | 真実の口 |
最後にホテルのすぐ近くにあるサンタ・マリア・マッジョーレ教会へ。真夏に雪が降った場所に教会を建てなさいとの聖母マリアのお告げにより、実際に降った所に建てられたそうで、ベルニーニはここに静かに眠っていました。
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サンタ・マリア・マッジョーレ教会 | 教会内部 |
夕食はテルミニ駅のバイキングレストランで、メニューも多く安心して食べられました。
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