・3月18日(金) マナウスからイグアスの滝へ 

今日はマナウスからサンパウロ経由でブラジル側
イグアスの滝観光の拠点フォス・ド・イグアスへ移動する。

しかし0:25発のTAM航空は3:00発とすでに遅れておりサンパウロ7:20発に間に合わないと言う事で12:00発のチケットを渡される。これが今後起こる事の不気味な前兆でした。

4時間の飛行でサンパウロの空港へ。ここでも出発の時間になってもなかなか出発ゲートが表示されずウロウロ・・・13:30頃やっとゲートが決まりバタバタと出発する。日本では考えられません。

約1時間半の飛行でフォス・ド・イグアス空港へ到着。空港からタクシーで
カリマホテルへ。10:00にはホテルへ着いている予定が16:00になってしまい結局1日潰れてしまいました。一体遅れた理由は何だったのでしょうか?

・3月19日(土) ブラジル側イグアスの滝 

ホテルはまるで宮殿みたいに広くてツアー客が大勢泊まっており朝食会場は混雑していました。

今日はいよいよ長い間の夢でした世界3大瀑布のひとつイグアスの滝ブラジル側の観光です。世界遺産にも指定されている滝はブラジルとアルゼンチン両国にまたがっており、約3Kmの幅に大小300にのぼる滝が流れ落ちる世界有数の観光地です。

ホテルは町と滝の中間にありますがホテル前にバス停があり便利です。公園入口には朝早くからツアーバスが何台も止まっており、チケット売り場はすでに長蛇の列が出来ていました。外国人の入園料は75レアルRS(約4千円弱)と高めに設定されていました。

カリマホテル 外国人向け入場券売り場

園内は二階建バスで移動、ほとんどの人が三つ目のバス停で降りて約一キロのトレイルを歩きます。ブラジル側の特徴は滝の全景を見ることが出来ることです。

トレイルを歩いていくと展望所があり轟音と共に二段となって流れ落ちる滝が見えてきました。虹もかかって素晴らしい光景です。とうとうイグアスへやって来たのです。

二段となって落ちる滝 綺麗な虹が出ています

トレイルを更に歩いて行くと今度は滝の奥の部分が見え出しました。水しぶきの向こうに見えるのが最大の滝「悪魔ののどぶえ」でしょうか。

最後にトレイルは滝に大きく張り出しており水しぶきが雨のように降る中を先端まで行きました。ここは悪魔ののどぶえが正面に見えるブラジル側で最も迫力のある眺めを見る事が出来る場所です。

奥には悪魔ののどぶえが 滝に張り出したトレイル

ここではすぐ目の前で滝が激しく流れ落ちておりその迫力は恐いぐらいです。

トレイルの先端から トレイルの先端から悪魔ののどぶえ方向

トレイルの終点から今度はエレベーターで最上部にある展望所へ。ここからの眺めも絶景でした。園内バスの終点となっているため高齢者の方も楽に素晴らしい光景を見ることが出来ます。

エレベータで展望所へ 展望所から

園内バスでゲートへ。次にヘリコプターから滝を見ることに。ラッキーにも席はパイロットの隣で展望は開けています。あっという間に滝の上空へ。明日行くアルゼンチン側の「悪魔ののどぶえ」とそこへ行くトレイルもよく見えていました。

パイロットの隣で アルゼンチン側悪魔ののどぶえ

旋回しながら上空を2周しましたが滝の全景がよく見えて、短い時間でしたがビクトリアの滝以来のヘリ観光を満喫しました。ちなみに1人180R$約九千円でした。

ほぼ滝の全景・手前がブラジル側

ゲート手前にある鳥園バード・パークを見学。ブラジルを中心に世界中から珍しい鳥が集められており見学者が自由に出入り出来る大きなゲージの中で飼われていますのですぐ間近で見ることが出来ます。

珍しい鳥達 とてもカラフルです

いよいよ明日はブラジルを出国しアルゼンチン側イグアスの滝観光です。

・3月20日(日) ブラジル出国とアルゼンチン側イグアスの滝観光 

朝からホテルで予約しておいたタクシーで
アルゼンチン側イグアスの滝のゲートシティプエルト・イグアスへ移動します。ブラジル出国事務所でパスポートとビザを見せてスムーズに出国。次にアルゼンチン入国事務所でパスポート、入国の目的そして滞在場所などを告げてこれも無事に入国出来ました。

当初は
陸路での出国が一番不安でしたが全てタクシーの運転手さんが対応してくれて意外と簡単に出国、8:30無事にプエルト・イグアスのホテルへチェックイン出来ました。

荷物を預けて近くのバスセンターから公園へ。園内は可愛い
ミニ鉄道で移動します。先ず数ある滝の中で最大の「悪魔ののどぶえ」目指します。最初の駅で乗り換えて最終駅へ。ここから約1.1Kmのトレイルが始まります。

園内はミニ鉄道で 滝が見えてきました

静かな川の浅瀬にかかるトレイルを歩いて行くと以前の洪水で壊された橋が見え、やがて轟音と共に悪魔ののどぶえが見えてきました。デッキから激しく流れ落ちる滝を間近に見ることが出来ます。また風向きにより時に雨のようにしぶきが飛んできます。

多くの観光客が次々にやって来ますので写真を撮るのも大変でした。

ブラジル側を見る 悪魔ののどぶえ

ついに念願の悪魔ののどぶえを生で見ることが出来てとても満足でした。テレビでは何回も見ていましたが。

デッキには多くの観光客が
吸い込まれそうです

ミニ鉄道で乗換駅に戻り別の滝を見に行くことに。昨日ブラジル側から最初に見た滝です。先ず上段の滝へ。トレイルには丁度日本からのツアーが来ていました。何でも地震の後に出発したとか。大変だったようです。

次に川に向かって下りて行き下側から滝を見る。これもすごい迫力です。川では
スピードボートが滝に向かって突っ込んで行く様子がよく見えていました。今回パスしましたが面白そうです。

スピードボートが滝に アルゼンチン側の滝

これでアフリカのビクトリアの滝とアメリカ・カナダのナイアガラの滝と並ぶ世界3大瀑布を全て見る事が出来ました。アルゼンチン側の滝を見るにはアップダウンがきつい複雑なトレイルを歩く必要がありとても体力が要ります。周囲にはアナグマが沢山いました。

下から滝を 周囲にはアナグマが沢山

ゲート近くのATMでアルゼンチンのペソ$を下ろす。明日はプエルト・イグアスの空港からブエノスアイレス経由で世界最南端の町ウシュアイアへ行くため朝7:30にタクシーを予約して休む。