・10月31日 東洋のビーナスとオールドマーケット、ホーチミンへ

シェムリアップから40Km北東にあるバンテアイ・スレイ寺院へ。田園地帯の中、狭いが舗装された道を走っていく。道路沿いにある家々は高床式の粗末な家が多い。電気は来ていない。でも庭には椰子やバナナの木などが植えられ、ここらしい生活があるのだと思う。

遺跡へ到着。お土産売りの子供達を抜けて遺跡の中へ。ここはフランスの作家アンドレ・マルローが女神像に魅せられ盗掘し国外へ持ち出そうとして逮捕され、その像が「
東洋のビーナス」と言われ一躍有名になった寺院である。彫刻が他の遺跡よりも彫りが深く保存状態もかなり良い。

当の女神像は遺跡の中に保管されているが、それでも周囲に彫られている女神像は東洋のビーナスの微笑を見せてくれている。今日は日曜日でもありすでに多くの観光客が訪れている。美しい民族衣装を着たお母さんと子供が写真を撮っている。記念に一緒に写る。

シェムリアップの街中にある職業技能学校、クメール織物研究所、オールドマーケットを見学後空港へ。ガイドさんと運転手さんへお礼を渡し別れる。ガイドさんは見えなくなるまでガラス越しに手を振ってくれた。長男より1才年下のガイドさん熱心に案内してくれて本当にありがとう。

空港内で3人の日本人のおばさん達と一緒になる。普通のツアーの方かと思いきや、なんと山登りが好きで最近ではアフリカのキリマンジャロへも登っており、また近くヒマラヤへトレッキングに行くとのこと。なんとも元気な人達か。色んな人が居るもんだ。お陰で2時間以上あった待ち時間もあっという間に過ぎてしまった。

帰りのベトナム航空はジェット機だった。タクシーの運ちゃんがいくら出すかと聞いてくる。日本人だと思って何を言ってるのよ?今回はメーターを使ってほぼ4$で行く事が出来た。

11月1日 観光とマーケットへ

先日見ることが出来なかった統一会堂(旧大統領官邸)へ行く。内閣会議室、大統領執務室、中でも各国の大使が大統領に国書を呈上した部屋は大きな漆画で飾られ見ごたえがある。地下には秘密の軍事施設、ベトナム戦争に使われた大統領の司令室やアメリカと必死に連絡を取り合った放送局などが当時まま残されている。

タクシーでチャイナタウンのチョロン地区にあるビンタイ市場へ。ここはチョロン地区最大の中央市場。生地、雑貨、食料品、衣服など小さな店が2000店以上あり。混雑している。お土産のバッグや衣類を購入し50$紙幣で支払おうとするとこのお金は使えないと言う。なぜ?偽札なの?確かに落書きがしてあるが。分からない。困った。

タクシーで現地旅行会社シン・カフェへ行き、メコン川クルーズとベトナム戦争時代にベトコンが掘ったクチトンネルツアーの予約をする。英語ガイドで料金は格安だ。ここで例の50$黙って出してみるがここでもやはり使えない。

夕食後ホテルの横にあるシルク屋さんへ入ってみる。タイシルクは有名だが知られすぎて値上がりし、これからはここかカンボジアが穴場だと思う。支払い時にこの話しをすると日本語が上手な若い店員さんがが親切にも近くの両替屋まで一緒に行って交渉してくれ、結局49$でチェンジしてくれた。

娘さんに多いに感謝し追加購入することになった。