6月25日 ルクソール観光

どうも2人ともお腹をこわしたようだ。昨日途中で買った水が良くなかったかも。このお客さんとはとうとう最後までお付き合いをすることに。朝8時にタクシーで出発大きく遠回りしてナイル川にかかる橋を渡る。

最初に
王家の谷へ。王様達は盗掘を防ぐためナイル川西岸の奥深い谷に墓地を作った。しかし殆どが盗掘され残ったのが有名なツタンカーメンの墓だけだった。遺品は前述の通りカイロの考古学博物館に展示されている。ここまで来ると外国からの観光客で賑わっている。もう随分温度も上がってきたようだ。駐車場から電気自動車で墓まで運んでくれるがこれでも助かる。ツタンカーメンの墓は驚くほど小さくここにあんな財宝が眠っていたとは。いずれにしても盗掘されてなくて本当に良かった。

次にエジプト初の女王
ハトシェプスト女王葬祭殿へ。ここは以前ゲリラの襲撃を受け多数が死傷したところだ。日本人の新婚さん約10人も無くなっている。山の上や周辺には軍隊が警備しているが、ここで襲われたら逃げ場が無いなあ思った。

東岸へ戻り
カルナック神殿へ。エジプトで最大規模の遺跡だそうだ。入口にはスフインクスが左右に並んでおり、その先には高さ20mの巨大な柱が134本並ぶ大列柱室があるなどかなりの部分がそのまま残されており迫力がある。多くの観光客で賑わっている。お昼頃ホテルへ帰るが、今夜21:40の列車ワゴンリーでカイロへ戻る予定なのでホテルを延長して部屋で休憩することに。

カイロのホテルと駅であった夫婦と再開する。この後シナイ半島のリゾート地へ行くとのこと。夕方近くにある
ルクソール博物館へ。ルクソールにある遺跡からの遺物が展示されている近代的な博物館だ。

歩いて駅に向かおうと一歩ホテルを出るとタクシーと馬車が乗れ乗れと誘ってくる。とうとう駅の近くまでついてくる馬車もあった。駅構内は相変わらず列車の時刻やホームの表示は一切無い。ポリスと書いた服を着ている人は多いが駅員らしい人はいない。ここのポリスは不親切だ。ホームで小学生らしい子供達を連れた女性と一緒になる。夏休みを利用してカイロのおばさんの家に行くそうだ。駅が蒸し暑く相棒の体調が良くない。やっと乗車したが相棒は夕食も取らずに休むことに。

・6月26日 オールドカイロとスーフィーダンス

朝6:45カイロ駅に到着。ぐっすり休んだので少し元気になったようだ。タクシーでホテルへ。部屋がまだ空いていないのでロビーで休憩する。日本人の男女と一緒になる。後で分かったのだが男性は丸山さんと言う現地のガイドさんで地球の歩き方の本の執筆者でもあった。

休憩後地下鉄で
オールドカイロへ。料金は75ピアストル(15円)で前2両は女性専用車だ。オールドカイロとはカイロ発祥の地でローマ時代の遺跡がある。アラブ人が侵入する前でキリスト教が信仰されていた。

駅のすぐ前にある
聖ジョージ修道院を見学する。地下鉄でタフリー広場へ戻る。公衆電話で日本へ電話するが3分約1000円と高い。歩いてナイル川の河畔へ行くとクルーズ船や対岸にはカイロタワーが見えている。ホテルヒルトンのモールで昼食を取る。ホテルへ帰って休憩をとる。

今夜は丸山さんから是非見てくださいと勧められていた
スーフィーダンスをイスラム地区のムハンマド・アリ・モスクへ見に行くことにする。ホテルのフロントマンにタクシー用に行き先のメモをしてもらい順調に予定価格で行くが、離れたところで下ろされたため地図を見ながら歩くことに。

会場に来ると珍しく日本人が多い。伝統的なこの踊りはアラブ風のラッパや太鼓などの音楽で女性に扮した男性が美しい衣装を着て激しく回転しながら舞うのだ。目が廻りそう。出演者はすべて男性。イスラム社会ではなかなか女性は表に出ない。飛行機の乗務員も同じで男性ばかりだった。帰りは会場で会った丸山さん達と一緒にホテルへ帰る。

6月27日 ハーン・ハリーリ市場へ買い物に

今日はエジプト最後の日。お土産を買いに有名なハーン・ハリーリ市場へ。価格なんてあってないようなもの交渉次第で幾らでも安くなる。ということはかなり高い値段をつけていることか。一度値段を聞くとつかんで離さない。結局貝装飾の宝石箱とパピルスの絵を購入。

帰りのタクシーも20ポンドと言うのを5ポンドですませる。やっと慣れたときはお別れだ。夕食は久しぶりに日本食が恋しくて近くの韓国レストランへ。玉子スープ。餃子、チャーハンを注文。特にキューリの酢の物が最高に美味しかった。隣の席に日本人ビジネスマンが2人来るが、彼らはタクシーで毎日通っているそうだ。

現地の食べ物も食べては見るがなかなか日本人の口には合わない。明日の空港行きのタクシーを予約する。日本の話をして仲良くなったフロントマンが記念にとエジプトコインを持ってき、明日は居ないので元気で旅行してくれと言う。エジプト人は気さくで人の良い人が多いだろうが、声をかけられても警戒が先にたち失礼したことが多かったかもと少し反省する。