5月15日  花のキューケンホフ公園とハウステンボスのオリジナルを求めて

初めて地下鉄に乗るといったら主人のカルロスさんがわざわざ近くの駅まで一緒にきてチケットの買い方を教えてくれた。どこに行っても自動販売機は難しい。

カルロスさんのB&B前で

キューケンホフ公園は毎年春の2ヶ月間のみオープンされるチューリップなど花の公園でツアールートにも必ず入っているオランダを代表する花の名所である。今年は5月18日までで、これに間に合うように日程を組んだのだ。

列車でライデン駅へ、ここからバスで公園へ。駅で買ったチケットに入場料と帰りのバス料金が含まれているのか?とチケットとにらめっこをしていると突然前の席の女性から声をかけられた。

アッ日本人だ!こちらに来てからあまり日本人を見なかったのでなつかしい。福岡から来てオランダ、ベルギーを経てギリシャへ行くとのこと。これも何かの縁と公園見学をご一緒する。

公園の入場口で 一面のチューリップ

珍しいチューリップなどが広大な敷地に咲き乱れており、パビリオンには花の造形が華やかに展示されていた。チューリップのピークは少し過ぎていたようだった。ライデンはあのシーボルトが長崎から帰った後過ごした地でもある。

チューリップ チューリップ

その後列車で政治の中心地デンハーグへ。ここでどうしても見たかったのはベアトリックス女王が住んでいる宮殿ハウステンボス

佐世保のハウステンボスの名はここから取られており、昨年バージンロードを歩いたテンボスの宮殿はこことそっくりに作られているのだ。残念ながら敷地の中には入れないので正面門前から見学させてもらったが本当に良く似ている。

13世紀にお城として作られたオランダの国会議事堂ビネンホフを見学する。当時の建物がそのままに残っており、中庭にある騎士の館などはとても見ごたえがあった。

宮殿ハウステンボス 政治の中心地ビネンホフと騎士の館

列車でユトレヒトへ。ここはハウステンボスの中央に立つ高い塔ドムトールンのモデルとなった街だ。駅が大きなショッピングセンターになっており今までの駅の中で一番賑やかだった。

歩いて10分も行くとその
ドムタワーが見えてきた。タワーの横に大きな教会があり、周囲に運河が流れ運河沿いに多くのレストランが店を出し、大勢の人がくつろいでいる光景は実にロマンチックだ。

ドムタワー 運河の町ユトレヒト

駅でアムステルダム行きの列車を待っていたら時間になっても列車が来ない。おじさんがこの列車は1時間遅れるので今向いのホームに入った列車に乗ったが良いと教えてくれ駆け足で乗車する。助かった。

今日は少しハードな日程であった。万歩計の3万がそれを示している。本当に疲れた!

5月16日  風車の街ザーンセ・スカンスへ

国土の4分の1が海抜0m以下のオランダで、干拓地を作るのに活躍した風車、今は大幅に少なくなっているが、ザーンセ・スカンスでこの風景に出会える。アムステルダム中央駅から列車で約15分で駅に到着、そこから10分も歩くと大きな川向うに風車が見え始めた。

ここには数台の現役風車があり
風車村とも呼ばれ大切に保存され観光ルートにもなっている。ハウステンボスで見なれているが本場のものは歴史があり見ごたえがある。

さすが朝早いのに日本人ツアーがもう来ている。チーズ工房で色んなチーズの試食を楽しむ。

ザーンス・スカンスの風車 今も現役の風車

帰りに銀行のATMでお金を下ろす。日本の郵便局で設定をしておくと現地の通貨で引き落としが出来、手数料も一般の両替より安くて便利である。

アムステルダムへ帰り駅で明日から使う鉄道パス(ユーレイルパス)の使用開始の手続き(バリデート)をして、国立博物館へ行くが残念ながら閉館中であり、レンブラントの名画「夜景」は見る事が出来なかった。

次に
ワーテルローの蚤の市レンブラントの家を見学する。彼の作品と当時の製作場所が残されている。ここでもう足が棒になってしまった。昨日の3万歩が影響している。もう歩けない。

そこで少し元気を出すためオランダ最大のビール会社ハイネケンのビール醸造所ツアーに行くことにする。幾つかのアトラクションがあり途中で2回ビールを飲ませてくれるのでみんな上機嫌で見学している。

が朝早いのに日本人ツアーがもう来ている。チーズ工房で色んなチーズの試食を楽しむ。

ハイネケンビールの試飲 カルロスさんと

夜は主人のカルロスさんと友人達がパーティをしていたらしいが、こちらは疲れていてあまり気にならなかった。