6月19日  ノイシュヴァンシュタイン城からミュンヘンへ

2人連れも一緒にノイシュヴァンシュタイン城へ行く。ここは前半のメインポイントである。ミニバスに乗って山の上へ、途中カメラの撮影ポイントとして有名なマリエン橋からのお城の眺めが素晴らしかった。このお城はバイエルン国王ルートビッヒ2世がつくった白亜の美しい城でありまるでおとぎの世界にいるようで、良くカレンダーなどでも見ることができる。日本語のガイドフォンを聞きながら見学する。ここも多くの観光客で賑わっている。

もう1つの
ホーエンシュヴァンガウ城を見学して、列車でミュンヘンへ向かう。この日もすごい暑さだったがこの列車にも冷房は入っていない。ホテルも暖房装置はあるが冷房装置はついていない、ドイツ人は非常に我慢強いようだ。ミュンヘンでも2人連れと一緒に我々が予約しているホテルへ行く。

なんとここも予約がキャンセルされていた。確かに2泊を1泊にできないかとメールはしたがそのままでいくことで了解されていたのに。安い宿なのでそこらへんはいいかげんな所もあるようだ。またまた、近くのホテルを紹介してもらいやっと落ち着くことができた。周辺は飲み屋街で夜暑いので窓を開けているとうるさかった。

・6月20日  ミュンヘン市内見学

2階建てのオープン観光バスで1時間のミュンヘン市内観光をする。ここもガイドフォンの日本語案内を聞くことができた。ヒットラーのナチ本部など市内の要所をバスの中から案内してくれた。その後帰りの航空券のリコンファーム(再確認)を電話で済ませ、レジデンツ博物館へ。王宮跡で、建物も素晴らしいが、宝物など豪華な品物も展示されている。

野外市場のビアガーデンでビールを飲みながら昼食をとる。ここも人が多い。17時に市庁舎のドイツ最大と言う仕掛け時計をみる。この時間になると人がどこからとも無く集まってくる。100年以上も前に作られたにしては良くできている。

夜はホ
ーフブロイハウスへ、ここはヒットラーがしばしば演説を行った所で昔の王宮ビール醸造所跡であり、今はビヤホールになって、観光客も多い所だ。バンド演奏で踊る人陽気に騒いでいる。盛り上がってドイツ人の若者と乾杯し一緒に写真に収まる。夜2人連れともお別れの挨拶をして眠りにつく。

・6月21日  映画サウンドオブミュージックのザルツブルグからウィーンへ

ユーロシティ特急でザルツブルグへ、ここは天才モーツワルトが生まれた所で、映画サウンドオブミュージックの撮影場所としても有名な町であり、毎年音楽祭が開かれる。駅のコインロッカーに苦労しながら荷物を預け市内へ。ドレミの歌を歌った美しいミラベル庭園をはじめモーツワルト小橋、教会、墓など映画の風景が広がっている。帰ったらもう一度映画を見よう。モーツワルトが生まれ育った家を見学、本人が使用した楽器や自筆の楽譜、手紙などが展示されている。

午後の列車でウィーンへ向かう。
1等が空いてなく2等車へ、若いカップルの前へ座る。途中車掌が廻ってきて何か言った後急に車内が騒々しくなった。オーストリアのチロル地方インスブルグから来たと言うカップルが教えてくれたが、何やら列車事故が起きて途中バスに乗りかえることになり、到着が2時間遅れるとの事。この暑いのになんということだ。

小さな田舎駅で列車が止まり皆が大きな荷物を抱えて降りだした。バスが2台止まっている次の駅まで全員を運ぶようだ、これでは時間がかかるだろう。我々は最初にマイクロバスにのって出発する。次の駅にも逆コースの列車が止まっておりお客さんがぞろぞろと降りていた。

この列車に乗って
ウィーンへついたのは夜の6時で1時間遅れであった。地下鉄でホテルへ、場所が良く分からず探すのに苦労した。疲れてホテルへ着くと部屋は4階でリフトも無い、重い荷物で大変だった。暑い中水も切れて少し脱水症状になったのかその夜はお腹が痛くて寝つけなかった。

6月22日  ウィーン市内観光

地下鉄でシェーンブルン宮殿へ、ハプスブルグ家の離宮でフランスのベルサイユ宮殿に対抗して造られたとのことで宮殿も庭も実によく似ている。マリーアントワネットがフランスに嫁ぐ15才までここで育ち、モーツアルトが6才で初めて御前演奏をしたところである。

豪華な部屋をハンディフォンで説明を聞きながら見てまわる。地下鉄で市の中心部旧市街へ。突然車の警笛を鳴らしながら赤い旗をなびかせた集団が次から次と走ってきた。ウィーンにも暴走族がいるの?どうやらトルコ人らしい。サッカーで勝ったので喜んでいるようだ。騒ぎが1時間も続いただろうか。すごかった。

中央郵便局ATMで郵貯カードを初めて使いユーロ通貨を引き出した。出発前に予め設定しておく必要があるが、帰国して引き落とされた金額から、結果的には空港などよりはるかにレイトが良くほとんど手数料はかかっていなかった。今後はこれを使おう。シュテファン寺院、オペラ座、美術史美術館などを見学し、夜は久しぶりに中国人の店でにぎり寿しと鍋焼きうどんを食べた。