・9月18日(日) トロント観光とヤンキース松井の応援
今日は1時からロジャースタジアムで地元トロントブルージェイズとヤンキースの試合を見る予定だ。その前に市内観光を少し。
歩いて州議会とトロント大学へ。大学は塀も無く石造りの重厚な建物で時々映画のロケにも使われるそうだ。
地下鉄に乗ると1駅でわけが分らないままに全員降ろされる。一体何があったのか?乗り合わせた日本人女性によると理由は分らないがバスに全員乗り換えろとのことだ。乗換券をもらってバスを待つが満員、後が来ないので歩いて市庁舎へ行くことに。
ふたつの湾曲した建物が向き合うように建てられた斬新な市庁舎と石造りの旧市庁舎が有名だ。今日は広場でイベントがあるようだ。マグパイプを持つイギリス風のスカートをはいた人たちと一緒に写真を撮る。
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市庁舎 | マグパイプ |
再度地下鉄に乗ろうとさっきの乗換券を見せたところノーノーと言われる?地下鉄相互は出来なかったのだ。
ユニオン駅でインターネットで予約していた鉄道パスを購入。私はシルバーで少し安くなった。地下鉄など殆どが65才以上なのに鉄道は60才からとは有り難い。
いよいよロジャースタジアムへ。チケット売り場でこれも日本から予約していたチケットを購入。球団には日本人スタッフの方がおられメールで簡単に予約できる。球場は開閉式の屋根を持ち5万人が収容できる。中にはレストランやホテルもありそこを利用すると無料で観戦できる。福岡ドームによく似ており素晴らしい球場だ。
席は中2階のバックネット裏でとても見やすい。今日は日曜日でヤンキース戦なのでお客も多いようだ。日本みたいに鐘や太鼓の応援は無いがセンターの大型スクリーンと音楽を利用した応援で盛り上げ地元球団を必死で応援している。
試合は1回と2回に4点も失点したヤンキースが1点差で負けたが松井は2安打と活躍して良いゲームだった。明日はイチローに頑張ってもらいたい。
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ロジャースタジアム | ヤンキース戦打者は松井 |
試合が終了後すぐ隣にある553mと世界1高いCNタワーへ。展望デッキからはトロントの町が360度見渡せる。また人気の真下が透けて見下ろせるグラス・フロアーはスリル満点だ。
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CNタワー | グラス・フロアー |
夕食はB&Bで日本から持参した物を食べる。カナダではアルコールはスーパーやコンビニでは売っていないのでビールは少々我慢だ。万歩計17338歩。
・9月19日(月) マリナーズイチローの応援
朝は少し冷え込んでいる。朝食で東京から来た日本人の女性Mさんと知り合い情報を交換する。今日の試合は夜7時からなのでそれまで市内観光へ。
1日フリーパス券を買い地下鉄でカサロマへ。ここはナイアガラの滝の水力発電で富を築いた電力王の豪邸、中世ヨーロッパの古城を思わせる優雅な造りでイギリスのエリザベス女王が住むウィンザー城に似せている。美しい庭園で持参のパンで昼食をとる。
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カサロマ |
トロントは色んな人種の人が住んでおりそれぞれの町エスニックタウンを形成している。チャイナタウンへ行くと中華料理のレストランやスーパーなどが並び賑わっている。古着の町として知られるケンジントン・マーケットへ行く。ユダヤ人の移民が起こした町で今ではヨーロッパなど色んな国の人が住みつき店を出している。
歩きつかれたので一旦B&Bへ戻ることに。夕食を済ませいよいよ球場へ。両チームとも優勝からはかけ離れているため昨日の試合に比べ観客の数は少ないがそれでも熱心な地元ファンは盛り上がっている。隣の席にこの夏トロントへ転勤してこられた日本人家族3人と一緒になる。お父さんが好きでお母さんと娘さんが一緒になって地元チームとイチローを応援しておられた。
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イチロー | マリナーズ戦 |
試合は打撃戦となり1点負けていたマリナーズが9回にイチローのバントヒットを足がかりに逆転満塁ホームランが出て劇的な勝利、最高に面白い試合で大満足でした。大阪からのイチローの追っかけと思われる数人の男性が大きい声で応援しており「俺たちが真の野球ファンだ」と自負していたが長旅の疲れかビールの飲みすぎかとうとう眠ってしまったのは滑稽だった。
いよいよ明日はメープル街道を東へ移動する。紅葉はどうだろうか?万歩計18402歩。
・9月20日(火) カナダVIA鉄道でモントリオールへ
チェックアウトしてバスと地下鉄で駅へ。有名なVIA鉄道でモントリオールまで移動する。Mさんと同行することに。
飛行機の様に指定されたゲートから列車に乗り込む。9:30定刻に出発、約5時間の旅だ。4人席で隣にトリニダードトバコからの中年の女性が座る。何でも28年前にトロントに住んでおり今回は友達を訪ねてモントリオールへ行くところだそうだ。セントローレンス川沿いに列車は東へと進むが紅葉には少し早いようだ。話しながらの旅で時間も短く感じた。
カナダ第2の都市モントリオールのあるケベック州は18世紀イギリスとの戦いに敗れるまでフランスが支配していたため住民の大多数がフランス人だ。そのため公用語もこの州だけはフランス語でフランスの文化が色濃く残っている。もちろん標識なども全てフランス語に変わる。
モントリオール駅は地下にあり方向がさっぱり分らずしばらく迷う。やっと今夜の宿ユースホステルへの道に出るが今度はものすごい突風で前に進めない。重いカバンを引いてやっと到着。モーテルを改修したユースはバス、トイレつきの小奇麗なユースで、本来は男女別々になるが一部プライベートルームもある。若者が多いが年配の方も結構泊まっているので安心する。
情報センターへ紅葉の名所ロレンシャン高原のモン・トランブランへの行き方を調べに行く。町の中心街には大型のショッピングモールやフランス風のセンスのいい店が並んでいる。これらは地下街で結ばれており厳冬の時期でも快適に買い物が出来るようになっている。
夕食はユースのキッチンを利用して持参した米をレンジで炊いてカレーライスを食べる。若い人が思い思いの料理を作り、食べながら懇談をしている。ここがユースの良いところだ。
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