・9月21日(水) 世界遺産の町ケベックへ
11:00にユースをチェックアウトしてバスで駅へ。日本人ツアー客も同じ列車に乗るようだ。列車に乗り込むと指定された位置の席が無いではないか。とうとう二人離れて座らされる。
私はアメリカ人の老夫婦とカナダ人の女性と一緒に。皆さん話好きで色々と話しかけてくれるので電子辞書を片手に会話の勉強になる。何でも1946年には沖縄に居たらしい。私が1945年生まれと言うと笑っていた。結構何回も旅行しているようだ。約3時間の旅もアッと言う間だった。
ケベックの駅からユースまで地図を見ながら歩くが、これが大誤算でユースまでとんでもない山登りとなった。途中のレストランからはバッグを押しながら坂道を登る我々をニコニコしながら見ている。地図では坂までは分らないからな。本当に疲れた。
夕食はキッチンでご飯を炊きハヤシライスとカレーなど、ユースではおおっぴらにビールは飲めないので水筒に入れて。ここも日本の若者が多い。結構ワーキングホリデーにも来ているようだ。
夕食後散歩へ。ケベックはユネスコの世界遺産歴史都市に指定された北米唯一の城塞都市でもともとフランス人がこの地に砦を築いた時から始まる。その後戦争で敗れイギリスの支配となるが約9割がフランス人でありその文化と伝統は守り抜かれている。
町の象徴であるフェアモント・ル・シャトー・フロントナックホテルへ。セントローレンス川を見下ろす高台に大きくそびえフランスの古城を模して造られている姿は実に美しい。そろそろ暗くなりだしライトアップされてくっきりと浮かび上がっている。ホテルの前の小道では画家たちが自分の絵を売っている。
万歩計13381歩。
・9月22日(木) ケベック観光
朝から生憎の雨、傘をさして川沿いにある旧市街へ。北米で最も古いといわれる繁華街今はレストランや御土産屋が並んでいる。北米最古の交易広場ロワイヤル広場とその一角にある石造りのノートルダム教会を見学。
雨はだんだんひどくなるばかりなのでお土産を買うことに。店に入ると日本人の店員さんで上手に勧められ孫たちに買う。川沿いから見上げるフロントナックホテルは観光パンフに必ず載る光景で一番美しい。一旦ホテルへ帰り昼食をとる。
今回のスケジュールで最後の数日がまだ決めていなかったので相談の末やはりもう一度ナイアガラの滝へ行って見ようという事になり電話でナイアガラ・フォールズのユースを予約する。
次にカナダで建設された最大の要塞シタデルの見学ツアーへ。函館の五稜郭のように星型をし、現在も陸軍が駐屯している。フランスとイギリスの戦いの様子やケベックの歴史が展示してありあちこちに昔の巨大な大砲が備え付けてある。
今日が最後の夜なので夜7時頃から散歩に出る。道路沿いのレストランは多くのお客で賑わっている。外国の人はレストランで夕食をゆっくりと楽しんでいるが、どうも我々は苦手だ。
万歩計19162歩。
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ノートルダム教会 | フロントナックホテル |
・9月23日(金) ケベックから紅葉の名所ロレンシャン高原へ
8:00の列車でモントリオールへ。来るときと同じ座席番号で心配したが列車の種類が違うらしく今度は座はあった。途中少し紅葉が見られたがロレンシャン高原はどうだろうか。
モントリオール駅で26日のナイアガラ行きの座席を予約し地下鉄でバスセンターへ向かう。
13:00発モン・トランブラン行きのバスは座席も広く快適だ。このバスで4ヶ月もカナダを旅行していると言う長野県の青年と一緒になる。宿も同じユースで少し安心する。
約2時間半のバスの旅、心配していた紅葉も山のほうへ進むにつれてその色を増し綺麗になってきた。バスはユースの前で止まってくれる。
チェックインして近くのスーパーへ買い物に。夕食はユースのキッチンでカレーに焼きそば。キッチンでは週末に来たカナダ人の家族が料理を楽しんでいる。また4人の日本人が泊まっていた。
ここは紅葉の名所として世界的に有名で冬はスキーリゾートとして多くの人が訪れる。モン・トランブランはその中心でユースはその入り口にある。
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