・7月18日(火) メトロポリタン美術館とヤンキースタジアム

大英博物館やルーブル、エルミタージュと並ぶ世界4大美術館の1つメトロポリタン美術館へ。エジプト美術、ギリシャ・ローマ美術、ヨーロッパ絵画など17部門に分かれ、そのコレクションの多さを誇っている。とにかく広い。ヨーロッパ絵画ではガイドブック推薦のゴッホ、ゴーギャン、ルノアール、マネなどの代表作品、とにかく有名な絵を中心に見る。

ゴッホの自画像 マネの舟遊び

すぐ隣はニューヨークで最も人気のある公園セントラルパーク、木立の中に整備された遊歩道や池、芝生ではニューヨーカーが水着になって身体を焼いている。まるでビーチだ。ベンチで昼食をとる。

今日はイチローと城島の練習風景を見たいので少し早めにヤンキースタジアムへ。丁度練習が始まったばかりで二人並んでのフリーバッチングを見ることができた。今日の席は3階の前のほう。一階は年間席で売られておりなかなか買うことは難しい。

試合はマリナーズが先行して終盤までリード、明日早くボストンへ出発するため8回で帰途に着く。地下鉄を降りると激しい雷雨に会う。試合も中断後また逆転されていた。残念!シアトルを楽しみに。

・7月19日(水) ニューヨークからボストンへ

9時発グレイハウンドでボストンへ。約4時間半の旅。バスの中はエアコンが効きすぎで寒い。ボストンに入ったすぐ、反対車線の道路で大型トラックが横転し運転手が倒れている事故に遭遇。地下鉄を乗り継ぎ今日の宿のユースへ。場所はベーブルースが活躍した大リーグボストンレッドソックスの本拠地フェンウェイ球場のすぐ近く。今日も試合があっており、行って見るが終わったばかりで多くのお客さんが帰るところ。周辺のスポーツバーは上機嫌のフアンで一杯だった。

・7月20日(木) アメリカの歴史をボストンに見る

ボストンアメリカ合衆国の誕生という歴史の中では重要な場所のひとつ。それらの史跡を結ぶウオーキングルートがフリーダムトレイルだ。歩道に赤レンガやペンキで線が描かれそれをたどると主要な史跡を見ることができる。

出発点は
ボストン・コモンと言われる米国で最も歴史の古い公園。観光案内所で地図などを入手してスタート。昔の服を着たガイドさんが案内するツアーなど多くの観光客が歩いている。州議事堂パーク・ストリート教会からグラナリー墓地へ、ここにはサミュエル・アダムスなど独立革命の中心人物の多くが埋葬されている。今は高層ビルに囲まれた旧州議事堂は英国兵による「ボストン虐殺事件」が起きた場所であり、バルコニーでは独立宣言書が読み上げられた。現在は独立革命の歴史博物館になっている。

グラナリー墓地・アダムスが眠る 旧州議事堂

独立革命へと何度も集会が開かれたファニュエル・ホールを見てチャールズタウン海軍造船所跡へ。1800年にオープンした米国海軍の最初の造船施設で、今も現役登録されている戦艦コンスティチューション号が係留されている。終点はバンカーヒル独立戦争記念碑へ。ここは最初の激戦地となった丘、現在工事中でクローズされていた。

ガイドの案内でトレイルを歩く人たち 戦艦コンスティチューション号

・7月21日(金) ハーバード大学とJFケネディ前大統領の生家へ

名門
ハーバード大学へ。1636年に創立されたアメリカ最古の大学で大統領など多くの人材を輩出している。キャンパス内へは自由に入ることができる。古い重厚な校舎、夏休みで学生の数は多くない。中国系?の子供のツアーが来ていた。創設者ジョン・ハーバードの銅像で記念写真を撮る。

ハーバードの卒業者の1人、
JFケネディの生家へ。ケネディが42才で大統領になった時に母のローズが買い取って当時の生活を再現したもの。ツアーで中を見てまわるが、日本人は日本語トーキーのガイドを聞く事ができる。9人兄弟の2番目の男の子として生まれるが、当時の子供部屋などがそのまま残されている。また母ローズの子供の育て方には感心させられた。

バスセンターへニューヨーク行きの時刻を見に行く。夕食は駅からテークアウト。

ハーバード大学 ケネディの子供部屋・このゆりかごで眠った

・7月22日(土) 清教徒が最初に上陸したプリマスへ

プリマスはボストンの南東約60Kmにある小さな海辺の町で、イギリスの清教徒が上陸したといわれるところ。高速バスで約1時間、別荘地ハイアニス行きのバスはプリマスの表示がある出口から出る気配が無くパーキングに停まる。心配になって運転手さんに聞くと街には行かないという。どうするのこんなところで!結局シャトルバスがあり街中へ。

先ず1620年に清教徒が第一歩を踏み出したと言われる岩
プリマスロックを見学。何の変哲も無い岩だが・・・・。次に有名なメイフラワー号へ。忠実に作られたレプリカだが、こんな小さな船で100人以上の人々が2ヶ月もかけて航海してきたとは、亡くなった人も多く厳しい航海だったのだ。博物館にはゆかりの品々や当時の生活様式などが展示されている。

プリマスロック メイフラワー号

ユースに帰ると日本人二人と会う。我々と同年代の男女の方で、エスペラント語の研修に来たとの事、お互い久しぶりの日本語で話が弾む。

・7月23日(日) ボストンからニューヨークへ

6時に起床、地下鉄でバスセンターへ。7:30発のグレイハウンドを待っていたら中国系の男性から片道15$でこちらのバスに乗らないかと誘われる。半額以下だが往復券を持っていたので断る。

11時過ぎニューヨークへ到着。今日の宿アップルホテルへ。タイムズスクエアーに近く便利なところだ。

昼からニューヨークのもう1つの球団、
ニューヨークメッツの試合を見にシェイスタジアムへ。日曜日のデーゲーム好調なメッツとヒューストンアストロズの試合はかなりお客が入っていた。前半戦でトレードに出された松井稼頭央がいればよかったのに。それにしてもアメリカの球場はそれぞれ造りに個性がある。左右対称なってとこはない。

夕食に前回来た時に行ったステーキ屋を探す。記憶があいまいで場所が分らず諦めて帰っているとなんと宿のすぐ近くに、久しぶりに美味しかった。

ニューヨークメッツのシェイスタジアム タイムズスクエアーの名物カーボーイ

・7月24日(月) 

今日はニューヨーク最終日でゆっくり5番街やタイムズスクエアーを散策しお土産などを探す。ヤンキースのグッズを売る専門店やNBAバスケットボールの専門店を発見する。タイムズスクエアーは今日も人の波だ。名物カーボーイと記念写真をとる女性達も。
明日は早い出発となるので早めに荷造りをして休む。