エルミタージュ美術館はフランスのルーブル、スペインのプラドそしてアメリカのメトロポリタン美術館と並ぶ世界4大美術館のひとつでシーズン中は予約がないと入場できない。今回でこの4つ全てを見ることが出来た。カメラ使用料100ルーブルを支払う。
ガイドさんの無線ページングによる案内を聞きながら先ず大使の階段からスタート。白大理石と金色の装飾、赤絨毯が豪華だ。各国の大使達はこの階段を上って皇帝に謁見した。
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大使の階段 | 将軍の間 |
将軍の間を通りピョートル大帝の間へ。知恵と戦争の女神ミネリヴァと並ぶピョートル大帝の絵がかけられている。金箔の柱が美しい紋章の間では毎晩のように舞踏会が催された。
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ピョートル大帝の間 | 紋章の間 |
1812年の祖国戦争の画廊にはナポレオンとの戦争勝利を記念してクトューゾフ将軍をはじめロシアの軍人332名の肖像画が飾られている。王座の間は公式の間で重要な国の儀式が行われた。ロマノフ王朝の紋章である双頭の鷲を刺繍した赤い王座がひときわ目立っている。
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1812年の祖国戦争の画廊 | 王座の間 |
パヴィリオンの間は古代ローマとオリエントがミックスされた部屋。床にはローマで発掘されたものを正確にコピーしたモザイクがはめ込まれ、18世紀後半にイギリスで作られたからくり時計孔雀の時計が今も動いている。
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パヴィリオンの間・古代ローマのモザイク | パヴィリオンの間・孔雀の時計 |
続いてイタリア・ルネッサンス美術の絵画が展示されている部屋へ。レオナルド・ダヴィンチの「リッタの聖母」「ベヌアの聖母」、ティツィアーノの「ダナエ」「悔悛するマグダラノマリア」が有名だ。
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レオナルド・ダヴィンチのリッタの聖母 | ティツィアーノの悔悛するマグダラのマリア |
ラファエロ回廊をとおりラファエロの間へ。「コネスタービレの聖母」「聖家族」を見る。
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ラファエロの回廊 | ラファエロのコネスタービレの聖母 |
続いてカラヴァッジオの傑作「リューを弾く若者」を見る。スペイン美術の部屋にはゴヤの「アントニア・ザラテの肖像」、エル・グレコの「使徒ペテロとパウロ」が展示されている。
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カラヴァッジオのリュートを弾く若者 | ゴヤのアントニア・ザラテの肖像 |
オランダ美術の部屋にはレンブラントの「ダナエ」「放蕩息子の帰還」などが展示してある。
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エル・グレコの使徒ペテロとパウロ | レンブラントの放蕩息子の帰還 |
3階の19〜20世紀のヨーロッパ美術のコーナーにはセザンヌ、モネ、ルノワール、ゴッホなど有名な画家の作品が展示されており短時間の自由時間で駆け足で見て歩く。
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