・11月24日(土) 古都セルギエフ・ポサード観光とトレチャコフ美術館見学

バイキングでの朝食をとり10:00モスクワから北北東約70Kmにある古都
セルギエフ・ポサードへ。モスクワ市内は高層マンションが多く、環状線沿いには大型ショッピングセンターが目立つ。

ロシアでは物不足の時代があり、政府はその対策として郊外に作物を作ることを条件にタダで土地を分け与えた。革命後そのまま土地は個人のものとなった。そのため日頃は市内のマンションに住み、週末を郊外の別荘で過ごす人が多いそうだ。

町の中心にある
トロイツェ・セルギエフ大修道院へ。城壁で囲まれその中には14から18世紀に建てられたいくつかの教会がある。ロシア正教の総本山である。

城壁に囲まれたトロイツェ・セルギエフ大修道院 ガイドのアンドレイさん

この修道院を築いたのはロシアの守護聖人セルギエフ。中央に位置するウスペンスキー大聖堂はイワン雷帝の命により1585年に建てられた。タマネギ型をした青と金色のドームを持つ美しい教会だ。

修道院の城門 ウスペンスキー大聖堂

トロイツキー聖堂は1423年に完成、聖セルギウスのお墓の上に建てられ、彼のお棺が教会内に安置されている。今日も多くの信者が訪れ、お棺にひざまずきキスをしてお参りしている。

トロイツキー聖堂 聖堂の内部

モスクワ宗教大学と神学校も置かれており黒い服に身を包んだ神学生の姿も目につく。昼食はペリメニ(ロシア風水餃子)、美味しかった。

次にモスクワ市内
トレチャコフ美術館へ。途中警察の検問所でバスが止められチェックを受けるが無事に通過する。高層マンションが続く。もう暗くなってきた。

高層マンションが続く 市内を走る

トレチャコフ美術館はロシアの古美術、18世紀以降の絵画を専門に収集したロシア美術最大の美術館。
モスクワの商人だった
トレチャコフが若くして美術に目覚め、将来の美術館設立を目指して集めたものでだ。

トレチャコフ美術館とトレチャコフ像

切手にもなったイコン「ウラジミールの聖母」「聖三位一体」など代表的な作品を約2時間にわたり見学する。

ウラジミールの聖母 聖三位一体

夕食はロシア伝統のフォークロアディナーショー。ロシア伝統の歌と踊りを見ながらの夕食だ。一緒になって踊ったり、リクエストで日本の民謡「五木の子守唄」を歌われたり最後の夕食は盛り上がりました。私が少々踊り過ぎたのは想定外でした。詳しくは写真集をご覧ください。

フォークロアディナーショー 盛り上がりました