・10月4日(土) クスコ観光

今日の午後は
シティツアーに参加する。それに先立って、クスコやその周辺の遺跡などの周遊入場券1人130ソルをアルマス広場近くの観光案内所で購入する。

13:30ホテルでピックアップしてもらい
サント・ドミンゴ教会(太陽の神殿)へ。ここでツアーの全員と合流する。ここはインカ時代黄金で飾られたコリカンチャと呼ばれる太陽の神殿であった。スペインが征服後黄金は全て母国に持ち去り神殿の上部を壊しその基礎の上に教会を建てた。

その後の大地震で教会は壊れたが石組みだけはビクともしなかったそうだ。今でもその一部を見ることが出来る。

サント・ドミンゴ教会・黒っぽいのがインカの石組み インカ石組の素晴らしさを説明するガイドさん

次にアルマス広場に面したカテドラルへ。インカ時代のビラコチャ神殿跡にスペインが1550年から100年かけて建設した。ここを中心にインカの人々をキリスト教に改宗させた。

カテドラル ラ・コンパニーア・デ・ヘスス教会

次に山を登りクスコ郊外のサクサイワマン遺跡へ。要塞跡といわれ巨石を3層に積み上げて造られている。2万のインカ軍がここに陣取りスペイン軍と戦ったが破れ大部分が破壊された。もうここは富士山の頂上ぐらいの高さがあり少し歩いただけで胸はドキドキ足は重い。

サクサイワマン要塞 すごい巨石が使われている

次にインカ時代王様の沐浴場だったタンボ・マチャイへ。乾季でも常に水が湧き出しているそうだ。最後にインカの祭礼場であったケンコー遺跡を見学する。

インカ王の沐浴場タンボ・マチャイ インカの祭礼場ケンコー遺跡の生贄台

・10月5日(日) インカの聖なる谷巡り

ホテルは高台にあるため朝食をとるレストランからクスコの町がよく見える。今日は
インカの聖なる谷巡りツアーに参加する。アンデスの山々に囲まれたこの谷にはインカ帝国の遺跡や村々が残されている。

レストランからの風景 谷をバックに民族衣装でお土産を売る

8:30ホテルでピックアップ、今日も昨日と同じガイドさんだ。先ず週3回大きなが開かれる町ピサックへ。今日は日曜日で市の日、周辺の村から食料品や日用品などを持ち寄り露天で販売している。

かなり多くの店で賑わっている。昔は物々交換の場だったそうだが今は観光客目当ての民芸品を売る店が増えたそうだ。インカの笛や人形などお土産を買う。

市風景 民芸品売り場

クスコ市民の保養地ウルバンバで昼食をとり、次の目的地オリャンタイタンボへ。マチュピチュへ向かう列車の途中駅でもあるこの村は、旅籠だったと言われインカ時代の家や生活スタイルを残し、当時の灌漑用水や下水道が今も使われている。

背後にある
オリャンタイタンボ遺跡は要塞跡とも言われているが、スペイン軍に反旗を翻したインカ軍がここでスペイン軍を打ち破った。

斜面にある遺跡は段々畑が続き約300段の階段を登った頂上の広場にはインカの石組みが残っている。特に6個の巨石があるがこれが何だったのかは分っていないそうだ。とても疲れる遺跡でした。

オリャンタイタンボ遺跡 インカの石組み・6個の巨石

ツアーにはイスラエル、オーストラリアのタスマニア、アメリカのアイダホなど色んな国の人が参加していた。アイダホの夫婦はアマゾンツアーにも行ってきたそうだ。

クスコへ帰る途中最後の観光地
チンチェーロへ。途中お土産屋さんで糸をつむぐところから織物の工程を見学する。少し夕闇が迫るころチンチェーロへ到着。標高3760mもあるので空気が薄く少しフラッとする。ここでも日曜日教会の前で市が立っていた。

織物を織っている チンチェーロの教会と市

クスコに帰り日本食を食べようと金太郎と言う店に行くが日曜で閉まっていた。ホテルへ帰りYさんと再会。昨日のマチュピチュからの列車ビスタドームは途中で故障して到着が深夜になり大変だったそうだ。前日はライトの故障だけで済んだけど。明日の出発の時間の確認とタクシーの予約をしてチェックアウトの準備をする。

・10月6日(月) クスコからプーノへ観光バスで移動

今日はクスコから
ティティカカ湖の湖畔にある町プーノまで移動する。インカエキスプレスバスは7:30にクスコを出発し途中遺跡など何ヶ所か観光しながらプーノへ行く人気のバスだ。

早めに朝食をとりホテルをチェックアウト。6:40Yさんと3人で予約したタクシーでバスセンターへ。何回か道に迷いながら何とか到着する。早めに出てよかった。マチュピチュで「
イチロー」と声をかけてきたシアトルのご婦人たちとも再会。

しかし喜びもつかの間ショッキングなことが。「
あなたのバスは他の会社だ」と言われてビックリ。ホテルではインカエキスプレスと言って頼んだのに。何ということだ他社のファーストクラスバスだったのだ。もう時計は出発の20分前。困った!

親切な担当者は私たちを道路まで連れて行きタクシーに乗せてくれた。幸いバスセンターは近かったので何とかセーフ間に合いました。それにしてもバスは1社しかないと信じていた私が・・・・。後で聞いた話ですが翌日はストライキで列車もバスも全てストップしたそうで本当に間に合ってよかった。

ファーストクラスバスも全く内容も同じツアーバスで途中観光地でインカエキスプレスとすれ違いながらプーノへ。プーノのホテルにはバスセンターまで迎えをお願いしていたので携帯メールで変更をお願いする。

最初の停車地
アンダワイリーヤス村の教会へ。17世紀に建造された教会で、金色の祭壇など豪華な内装で壁にはフレスコ画が見事に描かれている。

次にインカ時代の神殿と言われている
ラクチ遺跡へ。石と泥で造られた大きな壁だ。

アンダワイリーヤス村の教会 ラクチ遺跡・神殿跡

途中レストランで昼食休憩。「コンドルは飛んでいる」などアンデスの音楽フォルクローレを聞きながらバイキングの昼食は美味しかった。リマからのご夫婦と同席、スペイン語しか通じず身振り手振りで・・・。幸いここでも携帯が使えたので今度はプーノのホテルへ電話。バスが変更になったこと無事に通じました。

フォルクローレを聞きながら リマからのご夫婦とスペイン語しか通じません

バスは高度を上げながら進む。周囲の景色が変わってくる。ついにこのルートの最高点4335mラ・ラーヤ峠に到着。今回の旅行の最高高度だ。アンデスの山と鉄道駅が見えている。お土産屋さんも沢山出ていました。

最高地点で記念写真 アンデスの山と鉄道駅

最後にプカラ遺跡からの出土品を展示したプカラ博物館を見てプーノへ。バスセンターへ到着するとTAMAWARIのネームプレートを持ってホテルの娘さんとボーイフレンドが迎えに来てくれてました。ありがとう。ホテルホヤ・デル・ティティカカは町の中心にあり料金も安く綺麗で満足しました。

早速ツアーを勧められ明日のウロス島、タキーレ島1日ツアーと明後日のフリアカ空港までの送りをお願いする。