・10月7日(火) ティティカカ湖のウロス島、タキーレ島一日ツアー観光

今日は
ティティカカ湖ウロス島、タキーレ島一日ツアーに参加する。ティティカカ湖は標高3890mにあり3776mの富士山よりも高い、その昔インカの初代皇帝マンコ・カパックがこの湖に現れ、太陽の島に降り立ったと言う伝説がある。なんとなく神秘的な湖だ。

6:40ホテルでピックアップしてもらい港へ。生憎雨が降っている。この時期もう梅雨に入っているそうだ。先ず
ウロス島へ。この島はトトラと呼ばれる葦を積み重ねて造った浮島だ。ウル族と呼ばれる人達が住むこの島は大小40近くの浮島があり大きな島には学校や教会もある。

島の人達の出迎えを受け上陸する頃には雨もやんだ。浮島の仕組みを説明してくれる。歩く時少しふわふわするがしっかりと浮いている。次に収入源のひとつ民芸品やアルパカの編み物などの販売だ。

浮島の仕組みの説明 民芸品やアルパカの編み物の販売

トトラで造った船バルサで隣の島へ移動。この船結構多くの人を乗せる事ができる。

バルサで隣の島へ トトラで造った船バルサ

モーターボートで次の島タキーレ島に向かう。この頃には晴れ間が見え始め到着するころにはすっかり良い天気になる。タキーレ島はプーノから約45Km離れており純粋なケチュア民族がいまだに昔のままの生活を送っている。電気も水道も無く自給自足、物々交換で暮らしているそうだ。

島に上陸し高台にある中央広場の展望所まで緩やかな上り坂を約40分かけて歩く。ティティカカ湖の色が青くとても素晴らしい景色だ。4000mの高地を歩くのはすぐに息があがりとても疲れる。

南米の羊
アルパカを連れた女性の写真を撮ったらお金を要求してきた。アルパカのセーターや帽子など毛糸の織物はこの島の特産品だ。

神秘の湖ティティカカ湖をバックに歩く アルパカを追う女性

無事に広場へ到着し近くのレストランで昼食タイム。フォルクローレを聞きながらティティカカ湖で取れる名物マス料理はとても美味しかった。写真右端の老夫婦はイスラエルからの旅行者。イスラエルにも回転寿司があり大好きと言っていた。

中央広場 レストランでの昼食風景

ティティカカ湖は琵琶湖の12倍の広さがありその4割はボリビアに位置している。ボリビアの陸地が遠くに霞んで見えている。帰りは一気に港まで下りて行く。途中一人旅の日本人男性と一緒になるが不思議に今日は日本人と会っていなかった。

遠くにボリビアも見える 港まで一気に降りて行く

船がプーノへ向かう頃からまた雨が降り出しだんだん視界が利かなくなってくる。雨が強くなり波も立ってきてボートは必死に走るがあまり進んでいないような感じ・・・遭難するのではとだんだん不安になってくる。

港が見えてきたときにはホッとする。上陸すると辺りは雪化粧?実は雹が降っていたのだ。

・10月8日(水) プーノからリマへ

今日は夜の飛行機でリマへ移動する。10:00にチェックアウトして荷物をフロントに預け
アルマス広場へ。カテドラルを見学。子供サッカーチームのイベントが行われていた。今日ペルーは「アンガモスの戦いの日」で祝日だ。

アルマス広場のカテドラル 子供サッカーチームイベント

通りを歩くがまだ人が少ない。サンファン・バティスタ教会では結婚式が行われていた。中央市場では肉や野菜、果物が売られている。昼食は市場の食堂でスープを頼むが味はもうひとつでした。

結婚式 中央市場

ホテルで休憩していたら先日迎えに来てくれた娘さんとボーイフレンドそしてお母さんと会う。娘さんたちはどこかへ出かけるらしくここでお別れをする。お母さんはほとんどスペイン語しか分らないので持参したスペイン語の「旅の指さし会話帳」を見せながら話すが、お母さんは便利だと思ったのかとうとうその本をコピーしに行く。

ホテルのファミリー 夜は露店が増える

地球の歩き方に載っていたカフェでアルパカバーガーを試食、美味しい。アルマス広場でアルパカの編み物を売る女性からお土産にセーターを買う。この女性の手編みでしっかりと編まれている。夜になると
露店も出て町は急に観光客で賑わってきた。

6:30ホテルでピックアップ。シャトルバスで少し離れた
フリアカの町にある空港へ。空港で日本人のOさん親子にお会いする。四国のお父さんと東京の娘さんとでペルー旅行をしておられるそうだ。なんでも昨日のインカエキスプレスや列車はストでストップしたので急きょ夜行バスで来られ今朝早く到着されたそうだ。大変でした。

21:20発リマ行きのランペルー航空は予定通り出発、約1時間半でリマ空港へ到着する。急激に高度が下がってためか今までになく耳が痛かった。宿はOさん達と同じペンション当山で迎えの車でペンションへ。

・10月9日(木) ナスカ行きのバスチケット購入とリマ旧市街観光

明日から地上絵で有名なナスカへ行くのでバスのチケットを買うため
オルメーニョ社のバスセンターへ。わざわざペペさんのお母さんがタクシーを止めて料金交渉までしてくれた。信号がほとんど無いため朝からすごい渋滞だ。

無事にナスカ行きロイヤルクラス往復券を購入し、タクシーで旧市街
アルマス広場へ。広場を囲むように大統領がいるペルー政庁カテドラル、市役所などがある。先ずカテドラルを見学。征服者のフランシスコ・ピサロが自ら礎石をおいたペルーで最も古いカテドラルで、ピサロと言われるミイラがガラスケースに納められ安置されていた。

12:00からペルー政庁で衛兵の交替式を見る。この時間に合わせて日本人のツアーなど観光客が沢山集まってくる。

カテドラル ペルー政庁の衛兵交代式

次にサン・フランシスコ教会・修道院へ。16世紀半ばから100年以上かかって建設され、見学はツアーになっている。かっては200人もの聖職者が住んでおり、図書館には当時の本が多く残されている。

驚いたのは地下にある墓地
カタコンベ、暗い地下室には沢山の人間の骨やシャレコウベが並べられている。

旧市街のメーンストリートの
ウニオン通りを歩く。以前はここに露店が並んでドロボーのメッカと言われたそうだが今は綺麗な商店街に生まれ変わっている。

ペルーの独立運動に活躍した
サン・マルティン将軍の騎馬像が立つサン・マルティン広場を通り歩いていく。途中宿の方向が分らなくなったので観光ポリスに聞くが結局こちらがあまり理解できないのでタクシーを止めて乗せてくれた。

サン・フランシスコ教会・修道院 サン・マルティン広場

近くのスーパーへ果物や野菜の買出しに行き夕食は部屋で自炊。ここでクスコのバスセンターで思わぬハプニングで挨拶もそこそこにお別れしていたYさんと再会。明日は帰国するそうだ。