・3月28日(土) ポルトガル発祥の地・世界遺産の町ポルトへ

朝食で京都からおいでのHさんご夫婦と一緒になる。約2週間ポルトガルを回っておられるそうだ。今日はリスボンから北へ約300Kmにあるポルトガル発祥の地ポルトへ日帰りで行く。

地下鉄でサンタ・アポローニア駅へ。ここから急行列車で約3時間半の旅。途中から女装などし同じユニフォームを着た男性の集団が乗り込んでくる。アルコールが入って上機嫌だが一体何者だろうか?

終点カンパニャン駅から普通列車に乗り換えて一駅ポルトの玄関口
サン・ベント駅へ。駅舎の壁は約15cm四方のタイルで描かれた歴史絵(アズレージョ)で飾られていた。

サン・ベント駅 アズレージョの絵

14〜15世紀の大航海時代に海外進出の拠点として繁栄したポルトの歴史地区は世界遺産に指定されている。坂を登りクレリゴス教会へ。18世紀に建設され、76mあるクレリゴスの塔はポルトガルで一番高く、225の階段を登った塔の上からはポルトの町が一望できた。でも息が切れました。

クレリゴス教会 塔からポルトの町を見る

教会近くの世界一美しい本屋さんレロ・イ・イルマオンへ。創業1862年で内装が美しくまるで宮殿のようで世界中から観光客が見に来るそうだ。

世界一美しい本屋さんの階段 カテドラル

次にカテドラルへ行くが工事中であった。ここで呉からおいでのYさん親子とお会いする。離島のマデイラ島まで行ってこられたそうで、素敵な所だと言っておられた。

住宅街 カテドラルから見るクレリゴスの塔

狭く入り組んだ迷路のような道をドウロ川の方へ降りて行きボルサ宮へ。前の広場には大航海時代に活躍したエンリケ航海王子の像が建っている。

ボルサ宮はポルト商業組合の建物として造られたが、その中は当時の経済力を反映して豪華に造られている。英語ツアーに参加して見学するが
黄金の間やアルハンブラ宮殿を模して造られたアラブの間は見事でした。

次に隣の
サン・フランシスコ教会へ。14世紀初めに作られた修道院の教会で中に入るとその豪華さに驚きました。天井、壁、柱にはつる草、鳥、天使などの彫刻が施され惜しげもなく金が塗られておりとても美しかった。金は当時の植民地ブラジルから持ってきたそうだ。

エンリケ航海王子像とボルサ宮 サン・フランシスコ教会

更に歩いてドウロ川沿いに出ると多くの人で賑わっていた。サッカーのユニフォームらしい服を着た人が多い。ここでやっと分ったのだが明日ここポルトでポルトガルスウェーデンのサッカーの試合があるためスウェーデンからも多くの人が応援に来ているのだ。何の大会か?

スウェーデンのサポーターとドン・ルイス1世橋 ポルトガルの旗を売る女性

サン・ベント駅でベルギー在住のご家族の方とお話をする。グローバル化の時代ヨーロッパで頑張っておられる日本人の方が多いなあと思った。

これが長崎カステラのオリジナルだ ポルトガルが誇る高速列車

帰りはポルトガルが誇る高速列車でリスボンへ。Yさん親子と一緒になるが娘さんはフランスへ留学されたほどのピアノの達人でした。一度お聞きしたいですね。