・4月6日(月)  パリから南フランスのアヴィニヨンへ 

朝6時にホテルをチェックアウトし地下鉄で南フランス方面行きのリヨン駅へ。乗換えが2回も必要で階段が多く大変でした。

7:46発マルセーユ行きのTGVで
アヴィニヨンへ。広々とした田園地帯を2階建てのTGVは快適に飛ばして行く。

リヨン駅のTGV 車窓の風景

約2時間半でプロバンス地方アヴィニヨンのTGV駅に到着する。駅は郊外にありここから町中にはシャトルバスで15分だ。幾つかのホテルをまわりオテル・デュ・パルにチェックインする。

アヴィニヨンは
ローヌ川沿いにありかって14世紀ローマ法王庁が置かれた由緒ある歴史を持つ町で旧市街は城壁で囲まれている。

今日は先ずアヴィニヨンから北に急行列車で15分の所にある
オランジュの町へ。ローマ帝国の重要な町として栄え、2000年前とほとんど変わらない状態で残っているローマ遺跡の古代劇場凱旋門で有名だ。

駅から歩いて古代劇場へ。日本語の無線ガイド装置を借りて中に入る。巨石を積み上げた舞台後方の石壁は長さ103m高さ36mあり中央には
皇帝アウグストゥスの彫像が立っている。

観客席は背後の丘を利用して造られており。丘の上からオランジュの町がよく見える。ここで毎年世界的な音楽祭やオペラが行われ多くの観客が訪れる。

古代劇場 皇帝アウグストゥス

次に皇帝カエサルのガリア平定を記念して建てられた凱旋門へ行くが傷みがひどいため修復工事がなされており外側からは見る事ができませんでした。

アヴィニヨン・サントル駅を降りると目の前にすぐ城壁が現れる。城門を抜けメーンストリートを歩いて行くと観光客も多く賑わっている。

アヴィニヨン・サントル駅 城門を通り旧市街へ

しばらく歩くと市庁舎と劇場がある時計台広場へ。中央にはメリーゴーランドがありカフェのテラスが並んでいる。

時計台広場 劇場

更に歩くと巨大な法王庁宮殿が現れる。巨大な外壁で囲まれまるでお城のようだ。内装や聖像はフランス革命でほとんど持ち去られ今は何も残っていないそうだ。

城壁を抜けるとローヌ川にかかる
サン・ベネゼ橋が見えてくる。ローヌ川の氾濫で途中から先が流されたままになっている。「アヴィニヨン橋で踊ろよ、踊ろよ・・・」と言う民謡で世界的に有名だ。

法王庁宮殿 サン・ベネゼ(アヴィニヨン)橋

ここでイギリスのケンブリッジから来ておられるご夫婦から声をかけられてしばらくお話しする。香港で知り合われ奥さんは日本でも仕事をされたそうだ。

アヴィニヨン橋から法王庁宮殿を見る イギリスのご夫妻

帰りにスーパーへ寄るとツアーの日本人達がお土産を買いあさっていた。