・4月9日(木) マルセーユ経由でコート・ダジュールのニースへ
7:35発マルセーユ行きの急行列車に乗るため早めにホテルをチェックアウトしまだ薄暗い中を歩いて駅へ。途中のラマルティーヌ広場にはゴッホがゴーギャンと共同生活し制作活動をした家がある。
ゴーギャンとは次第に対立するようになり去り行くゴーギャンを見ながらゴッホはこの広場で自分の耳を切り落とした。その後精神病院に入院し、2年後パリ近郊の町オーヴェル・シュル・オワーズに移り住み2ヵ月後銃で自殺する。
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ゴッホ達が住んだ家 | ゴッホの黄色い家 |
列車は約50分でマルセーユへ到着。ニース行きのTGVの切符を買おうとするが、空が無く13:19発の急行しかないと言う。それほど混んでいる様子は無いのに・・・レールパスではTGVは取りにくいようだ。
思わぬ待ち時間が出来たがマルセーユはあまり治安が良さそうでないので駅で待つことにする。
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マルセーユ駅 | マルセーユ駅構内 |
定刻にマルセーユを出発。右手に地中海を見ながらコート・ダジュール(紺碧海岸)を走っていく。約2時間半の列車の旅だ。
列車がカンヌ駅に到着する。荷台に置いたボストンバッグが心配なのですぐそばまで行き注意する。一通り人の動きがなくなったのでトイレに行く。出てみると何とボストンバッグが1個無いではないか。相方も見ていたのに・・・。外を見てもそれらしい人影はない。列車は動き始める。やられた!
傷心の思いでニース駅へ。駅員へ盗難のことを告げるがなかなか通じない。東京から新婚旅行においでになっているTさんに助けてもらいニース駅へ問い合わせてもらうが情報は無い。
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コート・ダジュール車窓の風景 | ニース・ヴィル駅 |
結局ニース警察署に盗難届けを出すことになる。ホテルをチェックインしてから行こうとするも11日の復活祭が迫っており簡単には見つからない。思いバッグを引いてニース警察署へ行く。
先ず機械による受付をするように言われるが正直良く操作が分からない。帰りたくなるほど。何時、何処で、何があったか。何を盗られたかなど項目ごとに投入していく。何とか書き込んで終了ボタンを押すとやっと受付完了。しばらくするとおもむろに英語が話せる担当者が現れ機械の打ち出しを基に盗難証明書を発行してくれた。
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後日撮ったニース警察署 |
バッグには貴重品は入っていなかったが長年旅を共にした炊飯器やコンセントなど旅のグッズが入っていたのに・・・。
TGVに乗れていれば盗難にはあわなかっただろうが。それにしてもこちらの油断もあるがパリの地下鉄といいフランスは治安が悪い。
地球の歩き方に載っているホテルを訪ねるがここも満員。しかしここで駅近くのホテル・インターナショナルを紹介してもらいやっとチェックインすることが出来る。復活祭をあまり考えてなくて・・・宿泊したホテルも団体で満員でした。
食料品、トラベルクッカーなど自炊道具や化粧道具がなくなりとても不便だ。
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